IVR(自動音声応答システム)の費用相場は?
導入形態別にご紹介
UPDATE :
電話対応の業務効率化を実現すべく、多くの企業でIVR(自動音声応答システム)の導入が進んでいます。しかし、現在IVRの導入を検討されているご担当者様の中には、「費用の相場がわからない」「どんな費用がかかるのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、導入形態ごとのIVRの費用相場をご紹介しつつ、導入後に余計なコストを発生させないために知っておくべき「IVRの活用シーン」についてもご説明します。
目次
- 1.IVRの費用を構成する要素とは
- 2.IVRの費用相場
- オンプレミス型IVR
- クラウド型IVR
- 3.余計な費用をかけないために、IVRの活用シーンを把握しよう
- 受電の一次対応を省力化したい
- 機会損失を防ぎたい
- 顧客の声を収集したい
- 架電を自動化したい
- 4.圧倒的低コストで導入できる「MediaVoice」
1.IVRの費用を構成する要素とは
IVRの費用は、主に「初期費用」「月額費用」「オプション使用料」に分けて考えることができます。また、回線数に対して月額費用やオプション費用が発生するのが一般的です。そのため、IVRに求める機能や、導入する企業の規模によって費用は増減します。
IVRには各ベンダーが提供するオンプレミス型やクラウド型などがあり、詳細な内訳は異なりますが、大まかな相場としては、以下のような費用帯となります。
・初期費用:0〜数百万円
・月額費用:数千〜数万円
・オプション使用料:機能によって変動
なお、「そもそもIVRとは何か?」「どんな機能があるのか?」を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。IVRの仕組みや機能、具体的な活用シーンについて詳しく解説しています。
2.IVRの費用相場
IVRには主に「オンプレミス型」と「クラウド型」の2種の導入形態があり、それぞれ費用が異なります。以下では、導入形態ごとのIVRの費用相場をご紹介します。
オンプレミス型IVR
オンプレミス型は、企業のオフィスに物理的な専用機器を設置することでIVRを実現するタイプです。専用機器の設置が必要になることから、その購入や工事のための費用が発生します。そのため、クラウド型と比較すると初期費用が大きくなります。
▼オンプレミス型IVRの費用相場
・初期費用:数十万〜数千万円
・月額費用:数万円〜
自社のみで運用できるほか、IVRの機能を自由にカスタマイズできる点は、オンプレミス型IVRのメリットです。ただし、利用開始まで時間がかかるほか、利用開始後のシステムやサーバーのメンテナンス、それにかかる費用についても、自社で対応・負担する必要があります。
クラウド型IVR
クラウド型は、クラウド上でIVRを実現するタイプです。専用機器を設置する必要がないため、オンプレミス型よりも初期費用を抑えることができます。
▼クラウド型IVRの費用相場
・初期費用:数万円
・月額費用:数千〜数万円
クラウド型IVRを導入する場合は、システムや機能を自社で構築する必要がなく、ベンダーが提供するIVRサービスを利用することになります。オンプレミス型のようなカスタマイズ性の高さはありませんが、必要な機能を選んで導入すれば余計な費用が発生することはありません。また、導入の検討から早くて1カ月程度で利用を開始できる点はクラウド型IVRのメリットと言えます。
3.余計な費用をかけないために、IVRの活用シーンを把握しよう
上述のように、IVRの費用は求める機能によって変動します。言い換えれば、「IVRをどんなシーンで活用したいか」によって費用が左右されるということです。
場合によっては、IVRを導入したあとになってから「こんな使い方がしたい」という要望が出ることもあります。もちろん、導入したIVRでその要望を実現できれば問題ありません。しかし、実は導入したIVRに要望を実現できる機能が搭載されていなかったり、標準機能では実現できなかったりする(=追加の費用がかかる)となれば、企業にとって損失です。
想定していなかったコストを発生させないためには、導入の前に「IVRをどんなシーンで活用したいか」を明らかにする必要があります。そのためにも、そもそもIVRはどのようなシーンで活用できるのかを把握し、その上でIVRに求める機能を洗い出しておくことが大切です。
具体的に、IVRは以下のようなシーンで活用できます。
・受電の一次対応を省力化したい
・機会損失を防ぎたい
・顧客の声を収集したい
・架電を自動化したい
以下で、それぞれの活用シーンと、実現するために必要な機能について解説します。
受電の一次対応を省力化したい
IVRは顧客からの電話に音声で自動応答するシステムですから、「自動受付」の機能があれば基本的にはどのようなIVRサービスを導入したとしても受電の一次対応は省力化できます。
例えば、「365日24時間、自動応答できるようにしたい」「必要のない営業電話に対応する時間を削減したい」「よくある問い合わせへの回答を自動化したい」といったシーンで活用できます。
なお、顧客の問い合わせ内容に応じた情報(製品マニュアルや注文窓口のURLなど)の案内を別途行いたい場合は、「SMS送信サービス」の機能が搭載されているか確認しましょう。この機能があれば、顧客のスマートフォンや携帯電話などにショートメッセージを送信することができます。
また、IVRには問い合わせ内容に応じて適切な担当者や部署に着信を振り分ける機能が標準搭載されている場合も多いです。この機能によって、従来は人が対応していた電話番や取次ぎなどの業務を省人化することが可能です。
機会損失を防ぎたい
特にインバウンド型コールセンターなどではピークタイムにおける電話の取りこぼし(あふれ呼)が発生するケースがありますが、こうした機会損失を防ぐ目的でもIVRは活用できます。
具体的には、電話がつながらなかった顧客に対して、企業やオペレーターが折り返し電話できる時間を音声案内し、予約してもらうことで、あふれ呼による機会損失を防ぎます。この目的でIVRを活用する場合は、「コールバック予約」の機能があるかを確認しましょう。
顧客の声を収集したい
コールセンターの応対品質や、サービスに対する顧客の意見・満足度を調査する目的でもIVRは活用できます。オペレーターの電話応対後、自動音声応答ガイダンスによるプッシュボタンで顧客の声を収集する仕組みです。
電話応対の直後に回答してもらうため高い回答率が見込めるほか、人ではなく自動音声による質問であるため、顧客から率直な意見を収集しやすいというメリットがあります。
IVRで顧客の声を収集したい場合は、導入するIVRに「CSアンケート」の機能があるかを確認しましょう。
架電を自動化したい
受電業務を効率化するだけでなく、電話をかけるシーンでもIVRは効果を発揮します。
例えば、「大量の顧客リストに一斉架電したい」「ストレスなく督促の案内を行いたい」「緊急時、従業員の安否確認を短時間で行いたい」「世論調査やアンケート調査を実施したい」といったシーンで活用できます。
こうしたシーンでIVRを活用するためには、導入するIVRに「オートコール」の機能が備わっているか確認しましょう。
4.圧倒的低コストで導入できる「MediaVoice」
メディアリンクが提供するIVR「MediaVoice」は、100%自社開発だからこそできる圧倒的な低価格を実現したIVR(自動音声応答システム)です。
下記のように、さまざまな業種の多様な課題を解決するサービスを取り揃えています。
・受注や解約など各種受付業務をシステムで自動化したい
・あふれ呼が発生した際に折り返し予約を自動受付したい
・未入金の督促やアンケートなどの大量発信(アウトバウンド)を自動化したい
・コールセンターの満足度調査を実施したい
これらのサービスはメニュー化されているため、自社に必要なものだけを選択することで、最小限の費用で導入することができます。サービスラインナップにはない機能を搭載したい場合は、独自のIVRをオーダーメイドで構築することも可能です。
加えて、MediaVoiceは月間600万コール以上でも稼働できる安定性を実現しています。