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電話対応の言葉遣い一覧表:
即実践できるシーン別フレーズ集

電話対応

UPDATE :

ビジネスにおける電話対応は、会社の印象を左右する重要な要素です。適切な言葉遣いとフレーズを身につけることで、プロフェッショナルな対応が可能になります。

 

本記事では、シーン別の言葉遣いや敬語の使い方、クッション言葉の活用法など、即実践できるフレーズを一覧表でご紹介します。

1. 電話対応の基本フレーズ一覧表

まずは電話対応のさまざまな場面で使える「基本フレーズ」の一覧表をご紹介します。これらの言葉遣いを活用し、スムーズな電話対応を心がけましょう。

電話を受ける際の基本フレーズ

電話を受ける際は、最初の印象が重要です。明るく丁寧な口調で対応しましょう。

状況

フレーズ例

電話を取る

「はい、◯◯株式会社でございます」

名乗る

「△△部の□□でございます」

相手の確認

「恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

なお、電話を取ったあとの第一声で「もしもし」と言うのは不適切とされているので注意しましょう。その理由や「もしもし」の言い換えフレーズについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ビジネス電話対応で「もしもし」はNG?正しい第一声と適切なフレーズ集

電話をかける際の基本フレーズ

電話をかける際は、「相手の時間を頂く」という意識を持ち、簡潔明瞭に用件を伝えることが大切です。

状況

フレーズ例

挨拶と名乗り

「お世話になっております。◯◯株式会社の△△でございます」

用件の前置き

「お時間よろしいでしょうか?」

要件を伝える

「本日は◇◇についてご相談させていただきたく、お電話いたしました」

伝言を受ける際のフレーズ

伝言を正確に受け取り、確実に伝えることは、ビジネスコミュニケーションの要となります。

状況

フレーズ例

伝言の確認

「かしこまりました。◯◯様より△△の件で、◇◇とのお伝えでよろしいでしょうか?」

伝言の約束

「承知いたしました。担当者の□□にただ今のお電話の旨、必ずお伝えいたします」

電話を切る際のフレーズ

電話を切る際も、最後まで丁寧な対応を心がけましょう。

状況

フレーズ例

感謝の言葉

「お忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございました」

締めの挨拶

「それでは失礼いたします」

なお、電話を切る際は「かけた側が切る」などのマナーがあります。詳しくは以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

「失礼します」は誰が言う?電話の切り方のマナーを解説!

2. シーン別電話対応の言葉遣い一覧

電話対応ではさまざまなシーンに遭遇します。それぞれの状況に応じた適切な言葉遣いを身につけることで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。以下に、代表的なシーンごとの言葉遣いの例をご紹介します。これらを参考に、状況に応じた柔軟な対応を心がけましょう。

担当者不在時の対応

担当者が不在の場合、電話をかけてきた人に丁寧に状況を説明し、適切な対応を取ることが重要です。

状況

フレーズ例

不在の説明

「申し訳ございません。担当の◯◯は只今席を外しております」

戻り時間の確認

「◯◯時頃に戻る予定でございますが、お急ぎでしょうか?」

伝言の提案

「よろしければ、お伝えしたいことをお預かりいたしますが、いかがでしょうか?」

担当者不在時の電話対応については、以下の記事でより詳細に解説しています。詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

担当者不在の電話、あなたの対応は大丈夫?戻り時間がわからないときの対処法

折り返し電話の約束

折り返し電話の約束をする際は、具体的な時間や方法を明確にし、相手に安心感を与えることが大切です。

状況

フレーズ例

時間の確認

「戻り次第、すぐにお電話させていただきます」

具体的な時間指定

「本日の◯◯時頃にお電話させていただいてもよろしいでしょうか?」

連絡先の確認

「恐れ入りますが、お電話番号をもう一度お教えいただけますでしょうか?」

電話の折り返しに関するマナーについては以下の記事でも解説していますので、詳しく知りたい方はそちらもご覧ください。

電話の折り返しマナーを解説!不在着信時の対応ポイントも

クレーム対応

クレーム対応は、冷静さと誠意を持って対応することが重要です。相手の話をよく聞き、適切な言葉遣いで対応しましょう。

状況

フレーズ例

お詫びの言葉

「大変申し訳ございません。ご不快な思いをおかけして、誠に申し訳ございませんでした」

状況の確認

「お手数ですが、もう一度詳しい状況をお聞かせいただけますでしょうか?」

対応の約束

「ただ今の件、早急に確認し、対応させていただきます」

なお、クレーム電話対応時の手順やポイントについては以下の記事で詳しく解説しています。より豊富な例文を掲載していますので、興味のある方はあわせてご覧ください。

クレーム電話対応の基本手順とポイント【例文付き】

問い合わせ対応

問い合わせに対しては、正確な情報提供と丁寧な説明が求められます。わかりやすい言葉遣いを心がけましょう。

状況

フレーズ例

情報の確認

「ご質問の◯◯についてですが、確認させていただいてもよろしいでしょうか?」

説明の前置き

「ご質問の件につきまして、ご説明させていただきます」

理解の確認

「ご説明した内容で、ご不明な点はございませんでしょうか?」

なお、本記事の下部でもご紹介しますが、IVR(自動音声応答システム)を導入することで電話の受付と問い合わせ内容の特定、さらに担当者への取次ぎが自動化されるので、非常に便利です。

電話の受付・取次ぎを自動化するIVR
「DXでんわ」の詳細を確認する

アポイントメント設定

アポイントメントを設定する際は、日時や場所、目的などを明確に確認することが大切です。

状況

フレーズ例

日程の提案

「◯月◯日の午後3時からお時間はいかがでしょうか?」

場所の確認

「弊社にお越しいただく形でよろしいでしょうか?」

目的の確認

「今回のご面談の主な目的は、◯◯についてでよろしいでしょうか?」

これらのシーン別フレーズを参考に、状況に応じた適切な言葉遣いを心がけることで、プロフェッショナルな電話対応が可能になります。常に相手の立場に立って考え、丁寧かつ効果的なコミュニケーションを目指しましょう。

3. 電話対応における正しい敬語の使い方一覧

電話対応では適切な敬語の使用が非常に重要です。正しい敬語を使うことで相手への尊敬の念を示し、プロフェッショナルな印象を与えることができます。ここでは、敬語の基本と、電話対応で特に注意すべき点について解説します。

尊敬語・謙譲語・丁寧語の定義と違い

敬語は主に3つの種類に分けられます。それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることが大切です。

敬語の種類

定義

使用例

尊敬語

相手や相手の行為を直接的に高めて表現する

「いらっしゃる」「おっしゃる」

謙譲語

自分や自分側の行為を低めて、間接的に相手を高める

「伺う」「申し上げる」

丁寧語

文末を丁寧にすることで、全体的に丁寧さを表現する

「です」「ます」

これらの敬語を適切に組み合わせることで、より洗練された電話対応が可能になります。

場面に応じた敬語の使い分け方

電話対応では、相手や状況に応じて敬語を使い分けることが重要です。以下に、典型的な場面での敬語の使い方をご紹介します。

上司や取引先との会話

上司や取引先との会話では、尊敬語と謙譲語を適切に使用し、敬意を表しましょう。

尊敬語の例:「◯◯様は本日の会議にいらっしゃいます」

謙譲語の例:「ご要望について、担当者に確認させていただきます」

同僚や部下との会話

同僚や部下との会話でも、基本的には丁寧語を使用しますが、状況によっては通常の言葉遣いも可能です。

丁寧語の例:「田中さん、この資料をコピーしていただけますか?」

通常の言葉遣いの例:「この件、午後から取りかかるね」

よく使う動詞の敬語変換例

電話対応でよく使用する動詞の敬語表現を覚えておくと、スムーズな会話が可能になります。以下に代表的な「言い換え」の例をご紹介します。

一般動詞

尊敬語

謙譲語

言う

おっしゃる

申し上げる

聞く

お聞きになる

伺う

見る

ご覧になる

拝見する

来る

いらっしゃる

伺う

行く

いらっしゃる

参る

する

なさる

いたす

知る

ご存知である

存じる

食べる

召し上がる

いただく

これらの敬語表現を適切に使用することで、相手への敬意を示しつつ、スムーズな電話対応が可能になります。

敬語を使う際の注意点

過剰な敬語使用や不適切な組み合わせは、かえって不自然な印象を与える可能性があるため、注意が必要です。例えば、「お客様がおっしゃられました」のような二重敬語は避けましょう。正しくは「お客様がおっしゃいました」です。

また、相手の立場や年齢、関係性によって敬語の使用レベルを調整することも大切です。状況を適切に判断し、相手に合わせた言葉遣いを心がけることで、円滑なコミュニケーションを図ることができます。

敬語を適切に使用するためのポイントをまとめた図

4. 電話対応で使えるクッション言葉一覧

電話対応において、クッション言葉は非常に重要な役割を果たします。適切なクッション言葉を使用することで会話をより滑らかにし、相手に配慮した印象を与えることができます。ここでは、クッション言葉の重要性と効果的な使用方法について詳しく解説します。

クッション言葉の定義と重要性

クッション言葉とは、直接的な表現を和らげたり、相手への配慮を示したりするために使用する言葉や表現のことです。ビジネスにおける電話対応では、クッション言葉を上手に活用することで、以下のような効果が期待できます。

・相手への配慮を示す
・断りや要求を柔らかく伝える
・会話の雰囲気を和らげる
・相手の理解を促す

これらの効果により、スムーズなコミュニケーションが可能となり、ビジネス関係の構築や維持に役立ちます。

状況別クッション言葉の使用例

電話対応のさまざまな場面で活用できるクッション言葉の例をご紹介します。状況に応じて適切なクッション言葉を選び、使用しましょう。

依頼する時

クッション言葉

使用例

「お手数ですが」

「お手数ですが、資料を FAX していただけますでしょうか?」

「恐れ入りますが」

「恐れ入りますが、もう一度ご説明いただけますか?」

「よろしければ」

「よろしければ、今週中にお返事いただけると助かります」

断る時

クッション言葉

使用例

「申し訳ございませんが」

「申し訳ございませんが、ただいま担当者が不在でして…」

「残念ながら」

「残念ながら、ご要望にお応えすることが難しい状況です」

「誠に恐縮ですが」

「誠に恐縮ですが、その日程では調整が困難でございます」

確認する時

クッション言葉

使用例

「恐れ入りますが」

「恐れ入りますが、お名前をもう一度お伺いしてもよろしいでしょうか?」

「失礼ですが」

「失礼ですが、ご予約の日時は何時でしょうか?」

「念のため」

「念のため確認させていただきますが、納期は来週金曜日でよろしいでしょうか?」

クッション言葉を使ったNG表現の言い換え例

適切なクッション言葉を使用することで、失礼な印象を与える可能性のある表現を柔らかく言い換えることができます。以下に、NGな表現とその言い換え例をご紹介します。

NG表現

言い換え例

「それは無理です」

「申し訳ございませんが、ご要望にお応えするのが難しい状況です」

「忙しいので後にして」

「恐れ入りますが、少々お時間をいただけますでしょうか?」

「そんなことは知りません」

「申し訳ございません。その件については確認が必要です」

「早く言ってください」

「恐れ入りますが、お急ぎでしょうか?」

クッション言葉を使用する際の注意点

クッション言葉を使用する際は、以下の点に注意しましょう。

過剰使用を避ける:
クッション言葉の使いすぎは、かえって歯切れの悪い印象を与える可能性があります。

状況に応じて使い分ける:
相手や状況によって、適切なクッション言葉を選択しましょう。

誠実さを忘れない:
クッション言葉を使用しても、誠実な対応が基本です。言葉だけでなく、態度や行動も大切にしましょう。

クッション言葉を適切に使用することで、ビジネスマナーを守りつつ、相手への配慮を示すことができます。日々の電話対応の中で意識的に活用し、円滑なコミュニケーションを心がけましょう。

クッション言葉を使う際のポイントと、それぞれの重要度を視覚的に示した図

5. 電話対応でよくある言葉遣いの間違いとNG表現一覧

電話対応では、意外にも多くの人が気づかないうちに間違った表現や不適切な言葉を使ってしまっています。ここでは、よくある間違いとNG表現を紹介し、正しい使い方を解説します。これらを意識することで、より洗練された電話対応が可能になります。

二重敬語の例と修正表現

二重敬語とは、一つの言葉や文章の中で敬語を重複して使用してしまう誤りのことです。このような表現は不自然で、かえって失礼な印象を与える可能性があります。

間違った表現

正しい表現

解説

「お客様がおっしゃられました」

「お客様がおっしゃいました」

「おっしゃる」自体が尊敬語なので、「れる・られる」は不要です。

「ご説明させていただきました」

「説明させていただきました」

「させていただく」は謙譲表現なので、「ご」は不要です。

「お持ちになられますか」

「お持ちになりますか」

「お~になる」は尊敬表現なので、「れる・られる」は不要です。

ファミレス敬語の例と修正表現

ファミレス敬語(マニュアル敬語)とは、接客業などで過剰に丁寧さを求めるあまり、不自然な敬語表現になってしまうことを指します。このような表現は、かえって不快感を与える可能性があります。

間違った表現

正しい表現

解説

「少々お待ちくださいませ」

「少々お待ちください」

「くださいませ」は過剰な敬語表現です。

「~でよろしかったでしょうか?」

「~でよろしいでしょうか?」

過去形を使用する必要はありません。

「お電話ありがとうございます」

「お電話いただき、ありがとうございます」

「お電話」は物なので、「いただき」などの補足が必要です。

その他よくある間違い表現とその修正表現

電話対応では、上記以外にもさまざまな言葉遣いの間違いが見られます。以下に代表的な例を挙げ、正しい表現を紹介します。

間違った表現

正しい表現

解説

「こちらこそ」

「こちらこそ、よろしくお願いいたします」

「こちらこそ」だけでは言葉足らずです。

「お伺いいたします」

「伺います」

「お」と「いたす」の重複を避けます。

「~させてもらいます」

「~させていただきます」

「もらう」は許可を求める表現なので、「いただく」を使います。

「お調べいたします」

「調べさせていただきます」

「お」と「いたす」の重複を避けます。

間違いやNG表現を避けるためのポイント

間違いやNG表現を避け、正しく適切な言葉遣いを身につけるためには、以下の事柄を実践しましょう。

敬語の基本を理解する:
尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いを正しく理解し、適切に使用しましょう。

自然な表現を心がける:
過剰な敬語や不自然な表現は避け、相手に伝わりやすい言葉遣いを選びましょう。

定期的に確認する:
自分の言葉遣いを定期的にチェックし、間違いがないか確認しましょう。

周囲からフィードバックを得る:
同僚や上司に自分の電話対応を聞いてもらい、改善点があれば指摘してもらいましょう。

継続的に学習する:
言葉遣いや敬語に関する書籍や研修を活用し、常にスキルアップを図りましょう。

正しい言葉遣いを身につけることで相手にプロフェッショナルな印象を与え、円滑なコミュニケーションを図ることができます。日々の電話対応の中で意識的に実践し、洗練された表現を習得していきましょう。

正しい言葉遣いを身につけるポイントをまとめた図

6. 電話対応の負担を軽減するなら「DXでんわ」

今回は電話対応の言葉遣いを一覧表でご紹介しました。状況に応じて適切な言葉を選び、相手の立場に立った丁寧な対応を心がけることが、良好な関係づくりの第一歩となるでしょう。

一方で、電話対応の言葉遣いはすぐに身につくものではありません。また、電話を受けるたびに言葉遣いに注意しなければならない状況は、従業員の方にとっての負担です。

そうした状況で役立つのが、メディアリンクが提供する「DXでんわ」です。DXでんわは電話の受付を自動化するIVR(自動音声応答システム)で、電話相手に対し、常に一定の応対品質を提供します。また、人間は必要な電話にだけ対応すればよくなるため、電話対応業務そのものの負担が軽減されます。

さらに、特定の担当者への取り次ぎが必要な場合もシステムが自動で転送するため、従業員の方が取り次ぎを行う必要がなくなります。加えて、通話内容は自動で録音・テキスト化され、関係者に通知されるため、担当者不在時の伝言の手間も削減されます。

電話対応を行う従業員の方の負担を軽減し、電話対応業務を効率化する「DXでんわ」にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ以下のページから製品情報をご覧ください。

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