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テレマーケティングとテレアポの違いを知ろう!
顧客獲得に効く戦略的アプローチ

オートコール

UPDATE :

テレマーケティングとテレアポ。似て非なるこの2つの手法は、多くの企業が顧客獲得や関係構築のために活用しています。しかし、その違いや特徴を正確に理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?

 

そこで本記事では、テレマーケティングとテレアポの違いを徹底的に解説し、それぞれの特徴、メリット・デメリット、効果的な実施方法まで詳しく紹介します。

目次

1. テレマーケティングとテレアポの違い

テレマーケティングとテレアポはどちらも電話を使った営業手法ですが、その目的や特徴には大きな違いがあります。さっそく、具体的な違いを見ていきましょう。

比較項目

テレマーケティング

テレアポ

主な連絡手段

電話

電話

目的

販促や市場調査など幅広い

アポイントメント取得に特化

対象顧客

新規顧客、見込み顧客

主に新規顧客

テレマーケティングとテレアポの定義

テレマーケティングとテレアポはよく耳にする言葉ですが、実際にはどのように定義されているのでしょうか。

テレマーケティングは、主に電話を使って直接顧客とコミュニケーションを取りながら、製品やサービスの販売、顧客サポート、市場調査などを行うマーケティング手法です。

一方テレアポは、テレマーケティングの一形態で、主に新規顧客に対して電話をかけ、商談の約束(アポイントメント)を取ることに特化した活動を指します。

目的の違い:長期的関係構築 vs 短期的成果

テレマーケティングとテレアポでは、その主な目的に違いがあります。この違いは、ビジネス戦略を立てる上で重要なポイントになります。

テレマーケティングの主な目的は、顧客との長期的な関係構築です。既存顧客へのフォローアップ、ニーズの把握、商品情報の提供など、幅広い活動を通じて顧客満足度を高め、継続的な取引を目指します。

一方、テレアポの目的は、新規顧客との商談機会を得ることという短期的な成果に焦点を当てています。電話で興味を持ってもらい、具体的な商談の約束を取り付けることが主な目標となります。

対象顧客の違い:既存・見込み顧客 vs 新規顧客

テレマーケティングとテレアポでは、主なターゲットとなる顧客層が異なります。この違いは、アプローチ方法や成功率にも大きく影響します。

テレマーケティングの対象には、新規顧客のほか、既存顧客や過去に何らかの接点があった見込み顧客が含まれます。すでに信頼関係が構築されている場合は、より深いコミュニケーションが可能です。

一方テレアポは、主に新規顧客をターゲットとしています。まったく接点のない相手に対して、短時間で興味を持ってもらい、アポイントメントを取得することが求められます。

補足:インサイドセールスとの違い

テレマーケティングやテレアポと似た概念に「インサイドセールス」がありますが、これらにも違いがあります。

インサイドセールスは、電話だけでなくメールやチャット、Web会議システムを使用して、オフィス内から行う営業活動を指します。

つまり、テレマーケティングはインサイドセールスの一部と考えることができます。また、電話を用いた営業活動の一環であるテレアポは、テレマーケティング活動に含まれる一部の業務と言えるでしょう。

インサイドセールス、テレマーケティング、テレアポの関係を表した図

2. そもそもテレマーケティングとは?

ここでは、テレマーケティングの基本的な概念から具体的な活用方法まで、詳しく見ていきましょう。

テレマーケティングの特徴と目的

テレマーケティングの主な特徴は、電話を中心とした直接的なコミュニケーションにあります。これにより、即時的な反応の収集や、個別化されたメッセージの伝達が可能になります。

目的としては、販売促進だけでなく、顧客満足度の向上、市場調査、ブランド認知度の向上などが挙げられます。また、コストパフォーマンスが高く、広範囲の顧客にアプローチできる点も大きな特徴です。

アウトバウンドとインバウンドの違い

テレマーケティングには「アウトバウンド」と「インバウンド」という2つの主要な形態があります。

テレマーケティングの2つの形態を表した図

アウトバウンド・テレマーケティング

アウトバウンド・テレマーケティングは、企業側から顧客に対して積極的に電話をかける形式です。新製品の案内や、サービスの勧誘などが主な目的となります。直接的なアプローチが可能ですが、顧客にとっては突然の連絡となるため、対応に注意が必要です。

インバウンド・テレマーケティング

一方、インバウンド・テレマーケティングは、顧客からの問い合わせや注文を受ける形式です。カスタマーサポートや注文受付などが典型的な例です。顧客の自発的なアクションに基づくため、アウトバウンドに比べて受け入れられやすい傾向にあります。

テレマーケティング業務の具体例

テレマーケティングはさまざまな業務に活用されています。具体的にどのような場面で使われているのか、いくつかの例を見てみましょう。

商品案内:
新製品や既存商品の情報を顧客に提供し、興味を喚起します。

アフターフォロー:
購入後の顧客満足度調査や、追加サービスの提案を行います。

市場調査:
製品やサービスに関する顧客の意見や要望を収集します。

アポイント取得:
営業担当者との面談の約束を取り付けます(=テレアポ)。

クロスセル・アップセル:
既存顧客に対して関連商品や上位グレードの商品を提案します。

これらの業務を通じて、顧客との関係強化や売上向上を図ることができます。

コールセンターとの関連性

テレマーケティングを語る上で、コールセンターの存在は欠かせません。両者の関連性を理解することで、テレマーケティングの実務的な側面がより明確になります。

コールセンターは、テレマーケティング業務を効率的に行うための専門的な施設や組織を指します。大規模な電話設備や顧客管理システムを備え、多数のオペレーターが一括して業務を行います。テレマーケティングの多くは、このコールセンターを通じて実施されます。

コールセンターの活用により、大量の顧客とのコミュニケーションを効率的に管理し、データの収集・分析も容易になります。ただし、人材育成や設備投資など、運営には相応のコストがかかることも忘れてはいけません。

なお、以下の記事ではメリットやデメリットを含め、テレマーケティングについてより詳細に解説しています。詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

テレマーケティングとはどんな手法?実施するメリットやポイントを解説

3. そもそもテレアポとは?

次に、テレアポの基本的な概念から具体的な進め方まで、詳しく解説していきます。

テレアポの特徴と目的

テレマーケティングの一形態であるテレアポの主な特徴は、電話を使って直接的に新規顧客にアプローチし、商談の機会を作り出すことです。

主な目的は、対面の商談につながるアポイントメントを取得することにあります。つまり、テレアポは営業プロセスの入り口として機能し、製品やサービスの詳細な説明や契約締結は、その後の対面商談で行われることが一般的です。この手法は、効率的に新規顧客との接点を作り出せる点が大きな利点となっています。

新規顧客開拓とアポイント取得のプロセス

テレアポによる新規顧客開拓とアポイント取得は、系統的なプロセスに従って行われます。

対面での商談に至るまでにたどるテレアポのプロセスを表した図

プロセス1:リストの準備

まず、アプローチする企業や個人のリストを準備します。このリストの質が、テレアポの成功率に大きく影響します。

プロセス2:初期アプローチ

電話をかけ、担当者につながったら、簡潔に自社の概要と電話の目的を説明します。この段階で相手の興味を引くことが重要です。

プロセス3:ニーズの把握

相手の課題やニーズを聞き出し、自社の製品やサービスがどのように役立つかを示唆します。

プロセス4:アポイントの提案

商談の必要性を感じてもらえたら、具体的な日時を提案してアポイントを取得します。

プロセス5:フォローアップ

アポイント取得後は、必要に応じて資料送付や確認の連絡を行い、商談につなげます。

テレマーケティングの中でのテレアポの位置づけ

テレアポはテレマーケティングの一部として位置づけられますが、テレマーケティングが顧客との長期的な関係構築や多様な目的(市場調査、顧客サポートなど)を持つのに対し、テレアポは新規顧客との接点作りに特化しています。

つまりテレアポは、テレマーケティングの中でも特に「新規開拓」という側面を担当する重要な要素と言えます。

4. 効果的に実施するためのポイント

テレマーケティングとテレアポを成功させるには、適切な戦略と実行が不可欠です。ここでは、それぞれの手法を効果的に実施するためのポイントを詳しく見ていきましょう。

テレマーケティングを成功させるコツ

テレマーケティングは幅広い目的に活用できますが、その効果を最大化するには以下のポイントに注意が必要です。

顧客情報の徹底的な分析と活用

顧客データを綿密に分析し、個々の顧客ニーズを把握します。この情報を基に、パーソナライズされたアプローチを行うことで、成功率を高めることができます。例えば、過去の購買履歴や問い合わせ内容を参考に、顧客の興味関心に合わせた提案を行います。

効果的なスクリプトの作成と改善

状況に応じて柔軟に対応できる、効果的なスクリプトを準備します。ただし、機械的な読み上げにならないよう注意が必要です。定期的にスクリプトの効果を検証し、改善を重ねることが重要です。

マルチチャネルアプローチの活用

電話だけでなく、メール、SNS、チャットなど、複数のチャネルを組み合わせたアプローチを行うのも効果的です。顧客の好みに合わせてコミュニケーション方法を選択することで、効果を高めることができます。

テレアポを成功させるコツ

テレアポは新規顧客開拓の重要なツールです。高い成功率を維持するために、以下のポイントを押さえましょう。

ターゲティングの精度向上

適切なターゲット選定が成功の鍵です。業界、企業規模、役職など、詳細な条件を設定し、自社製品やサービスに最も適した見込み客をリスト化し、アプローチします。

的確な価値提案

短時間で相手の興味を引き出すため、明確で魅力的な価値提案が必要です。相手企業の課題解決につながる具体的なメリットを簡潔に伝えることが重要です。

断られても粘り強く

テレアポでは断られることが多いですが、それを恐れずに粘り強くアプローチを続けることが重要です。ただし、しつこさと熱心さのバランスには注意が必要です。

アポイント後のフォローアップ

アポイントを取得した後も、資料送付や確認の連絡など、適切なフォローアップを行います。これにより、実際の商談につながる可能性が高まります。

両手法に共通する成功のポイント

テレマーケティングとテレアポには、共通して重要なポイントもあります。これらを押さえることで、より効果的な活動が可能になります。

継続的なトレーニングとスキル向上

電話での効果的なコミュニケーション技術や、商品知識の向上のため、定期的なトレーニングを実施します。ロールプレイングなどの実践的な訓練も効果的です。

データの収集と分析

通話内容、成功率、顧客の反応など、電話を通じて得たデータを分析することも重要です。これらの情報を基に、継続的な改善を行うことが重要です。

テクノロジーの活用

CRMやオートコールシステムなど、最新のテクノロジーを活用することで、効率と効果を高めることができます。ただし、人間的な温かみを失わないよう注意が必要です。

これらのポイントを押さえ、継続的に改善を重ねることで、テレマーケティングとテレアポの効果を最大化することができます。ただし、各企業の状況や目標に応じて、これらのポイントを適切にカスタマイズすることも重要です。

5. 実施する際の注意点

テレマーケティングとテレアポの実施にあたっては、注意すべき点もあります。これらを適切に理解し、対応することで、トラブルを回避し、より円滑な活動が可能になります。

テレマーケティングにおける注意事項

テレマーケティングは幅広い顧客とのコミュニケーションを行うため、特有の注意点があります。

顧客のプライバシーへの配慮

顧客情報の取り扱いには細心の注意を払います。必要以上の個人情報収集は避け、収集した情報の管理を徹底します。また、顧客に対して情報の利用目的を明確に説明し、同意を得ることも大切です。

長期的な関係構築とセールスのバランス

顧客との長期的な関係構築を重視するあまり、セールスチャンスを逃さないよう注意が必要です。適切なタイミングで商品やサービスの提案を行い、顧客のニーズと企業の目標のバランスを取ることが重要です。

適切な頻度とタイミングの設定

顧客に対する連絡の頻度やタイミングは慎重に設定します。過度に頻繁な連絡は顧客の反感を買う可能性があります。顧客の生活リズムや業務の繁忙期を考慮し、適切なタイミングを選びましょう。

テレアポにおける注意事項

テレアポは新規顧客へのアプローチが中心となるため、特有の注意点があります。

簡潔で効果的な説明

初めての接触では、相手の時間を奪わないよう、簡潔で効果的な説明を心がけます。30秒程度で興味を引き出せるような説明を準備し、相手の反応を見ながら詳細な説明に進むことが重要です。

断られた際の適切な対応

断りの対応をマニュアル化し、トラブルを防ぎます。しつこい勧誘は避け、相手の意思を尊重する姿勢を示します。ただし、適切なタイミングで再アプローチする可能性も残しておくことが重要です。

正確な情報提供

アポイントを取るための過度な誇張や虚偽の説明は避けます。正確な情報提供を心がけ、後のトラブルを防止します。実際の商談で期待外れとならないよう、適切な期待値設定を行います。

両手法に共通する注意事項

テレマーケティングとテレアポ両方に共通する注意点もあります。

クレーム対応の体制整備

テレマーケティングやテレアポはクレームに発展するケースもあるため、迅速かつ適切な対応ができるよう体制を整備することが重要です。具体的には、クレーム対応のガイドラインを作成し、担当者への教育を徹底します。また、クレームの内容を分析し、サービス改善に活かすことも重要です。

時間帯への配慮

早朝や深夜など、不適切な時間帯の連絡は避けます。企業の場合は業務時間内、個人の場合は平日の夕方から夜の早い時間帯など、相手に配慮した時間帯を選択します。

従業員のストレス管理

テレマーケティングやテレアポは精神的負担が大きい業務です。そのため顧客への配慮だけでなく、従業員のストレス管理とメンタルヘルスケアに注意を払う必要があります。定期的なカウンセリングの実施や、適切な休憩時間の確保などが効果的です。

これらの注意点を適切に管理することで、テレマーケティングやテレアポの活動をより円滑に、そして効果的に実施することができます。同時に、企業の評判や信頼性を維持・向上させることにもつながります。常に顧客の立場に立って考え、誠実なコミュニケーションを心がけることが、長期的な成功の鍵となります。

6. 架電業務の効率化・省人化ならオートコールがおすすめ

今回はテレマーケティングとテレアポの違いについて解説しました。両者の特徴を理解したうえで、適切な営業手法を選択してください。

なお、上述したように、テレマーケティングやテレアポはテクノロジーの活用で効率化することができます。特にテレアポを初めとするアウトバウンド業務を効率化するツールとしておすすめなのが、オートコールシステムです。

メディアリンクが提供する「MediaVoice」はオートコール機能を備えたIVRで、大量のリストへの一斉発信と、音声ガイダンスによるメッセージ伝達の自動化を実現します。そのため、架電業務の大幅な効率化と負担軽減に貢献します。

テレマーケティングにおけるアウトバウンド業務や、テレアポなど、架電業務を効率化・省人化したい方は、ぜひMediaVoiceをご検討ください。

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