【料金比較】格安電話代行サービス14選:
プランの選び方も解説
UPDATE :
「電話応対の外注化で業務効率を上げけれど、予算は抑えたい」。そんな企業のニーズに応える格安の電話代行サービスが増えています。
今回は、手頃な価格帯の電話代行サービスをピックアップし、料金プランを比較しつつ解説。また、基本料金だけでなく、隠れコストにも注目して、賢い電話代行サービスの選び方もご紹介します。
目次
1. 電話代行サービス14社の「最安プラン」を比較
ここでは電話代行サービス14社を取り上げ、主にそれぞれの料金プランについて解説していきます。
以下の表は、14社がそれぞれ提供しているサービスメニューから最も安い料金プランをピックアップして一覧化したものです。
同一サービスの他プランやオプションの利用によって内容は変わりますので、「最安プランのまとめ」としてご覧ください。
※上記の表は、各サービスの公式サイトから収集した情報をもとに独自に作成したものです。詳細は各サービスの公式情報をご確認ください。
※サービスによっては初期費用無料などのキャンペーンを実施している場合があります。
電話代行サービス
電話代行サービスは、電話代行サービス株式会社が提供する電話代行サービスです。企業の電話対応を代行するサービスは「秘書代行・電話秘書」という名称で提供されており、最安プランは月額7,000円(15コール)で利用可能。このほか、受付曜日・時間帯、月間コール数に応じた複数のプランが用意されています。例えば、最も高額なプランは月額34,000円(100コール)で、平日だけでなく土日祝も対応しており、時間帯も9時〜21時で利用できます。
インターコード
インターコードは、株式会社インターコードが提供する電話代行サービスです。最安プランである「基本応対20プラン」は月額2,900円(20コール)で利用可能。ほかにもコール数に応じた複数のプランが用意されており、「基本応対50プラン(月額6,800円、50コール)」から「基本応対200プラン(16,800円、200コール)まで幅広いです。
fondesk
fondeskは、株式会社うるるが提供する電話代行サービスです。料金プランは月額10,000円(50コール)の1種のみ。オプションもなく、シンプルな料金体系が特徴です。
e秘書
e秘書は、株式会社ベルシステム24が提供する電話代行サービスです。電話の一次対応のみを行う「スタンダードコース」は月額10,000円(80コール)から利用可能。また、同じコースでも対応時間によって複数のプランが用意されており、例えば、最も高額なものだと月額35,000円(全日対応、130コール)があります。さらに、電話相手へのヒアリングやQ&A対応を行う「メッセージコース(月額15,000円〜)」や、24時間の電話対応を可能にするコースもあります。
ビジネスアシスト
ビジネスアシストは、株式会社ビジネスアシストが提供する電話代行サービスです。企業にかかってきた電話の一次対応を行う「基本プラン」には「ライト」「スタンダード」「ハイグレード」の3種があり、最安プランである「ライト」は月額20,000円(80コール)、最も高額な「ハイグレード」は月額60,000円(180コール)で利用できます。
電話代行ドットコム
電話代行ドットコムは、電話代行ドットコム株式会社が提供する電話代行サービスです。企業にかかってくる電話の受付を行うサービスは「電話秘書代行」という名称で提供されており、月額8,000円(30コール)から利用できます。また、平日だけでなく土日祝に対応したプランや、時間帯を21時まで延長できるプランなど、さまざまな選択肢が提供されています。なお、最も高額なプランの月額料金は34,000円(全曜日対応、100コール)です。
MKサービス
MKサービスは、株式会社ケイズプランニングが提供する電話代行サービスです。企業にかかってくる電話の頻度に応じて、「スモールプラン(月額2,890円、20コール)」「ハーフプラン(月額5,600円、40コール)」「スタンダードプラン(月額10,836円、80コール)」の3種類が用意されています。なお、プランによって超過コール料金も異なり、上位プランになるほど1件あたりの料金が低くなります(スモールプランは159円、ハーフプランは154円、スタンダードプランは149円)。
テルトル
テルトルは、株式会社グッドクロスが提供する電話代行サービスです。初期費用や月額料金といった概念がなく、500円/1コールで利用可能。会社に電話が1件もかかってこなかった場合、料金は発生しません。また、対応時間が「24時間365日」である点も特徴です。
Jream
Jreamは、タイセイBPO支援株式会社が提供する電話代行サービスです。最安の「従量課金制プラン」では月額料金が発生せず、1コールあたり150円で利用できるプランですが、月間最低利用が「10コール」と定められているため、実質1,500円の月額基本料金相当分が発生します。なお、「従量課金制プラン」のほか、月額4,290円(30コール)の「定額エコノミープラン」と、月額13,750円(100コール)の「定額プレミアムプラン」が提供されています。
CUBE電話代行サービス
CUBE電話代行サービスは、株式会社大阪エル・シー・センターが提供する電話代行サービスです。サービスラインナップは月間コール数に応じて月額10,000円(50コール)の「シンプルプラン」、月額25,000円(100コール)の「スタンダードプラン」の2種が用意されています。また、海外からの電話に英語で対応する「英語対応プラン」も提供されており、こちらもコール数に応じて月額15,000円(30コール)から月額48,000円(100コール)のプランまで、計3プランが用意されています。
渋谷オフィス
渋谷オフィスは、渋谷オフィス Jyovial, co,ltd.が提供する電話代行サービスです。最安の料金プラン「スタート」は月額3,000円(20コール)で利用可能。これに「エコノミー(月額5,000円、40コール)」「スタンダード(月額9,000円、80コール)」「ビジネス(月額15,000円、100コール)」「エグゼクティブ(月額25,000円、160コール)」を加えた計5プランが提供されています。なお、プランが上がるにつれてオペレーターの対応範囲や量、利用できる機能などが増えます。
イーテル
イーテルは、株式会社シスプロが提供する電話代行サービスです。月額6,800円(30コール)の「ライトプラン」、月額11,000円(80コール)の「ベーシックプラン」、月額17,000円(80コール)の「プレミアムプラン」などが提供されています。また、日額8,800円(15コール)で利用できる「スポットプラン」もあります。
おてがるサポート
おてがるサポートは、株式会社Kuqulu Holdingsが提供する電話代行サービスです。料金プランは3種類で、月額9,800円の「スタートパック」、月額59,800円(100コール)の「ベーシックパック」、月額119,800円の「デラックスパック」から選べます。なお、「スタートパック」には月間コール数が含まれていないため、かかってきた電話の件数×590円が発生します。
BusinessCall
BusinessCallは、ビジネスコール株式会社が提供する電話代行サービスです。プランは月額5,000円(40コール)の「スタンダードプラン」と、月額10,000円(100コール)の「ラグジュアリープラン」の2種が提供されています。いずれのプランも、9時〜21時の間であれば365日の対応が可能です(スタンダードプランは最大7時間/日、ラグジュアリープランは最大12時間/日)。
2. 電話代行サービスの料金相場
ここでは、電話代行サービスの料金相場について解説します。
月額基本料金の一般的な相場
電話代行サービスの基本料金は、サービス内容やコール数によって大きく変動します。一般的な相場を見ていきましょう。
基本料金の目安:
・安価なプラン:0円〜数千円/月
・標準的なプラン:数千円〜数万円/月
・高価なプラン:数万円〜十数万円/月
基本料金に含まれるコール数
各プランには、月間のコール数(受付可能件数)が設定されています。この件数を超えると追加料金が発生するため、自社の着信数に合わせたプラン選択が重要です。
プラン別の対応可能件数:
・安価なプラン:0〜10件/月
・標準的なプラン:20〜40件/月
・高価なプラン:50〜100件/月
超過コールの料金相場
基本のコール数を超えた場合は、1件あたりの追加料金が発生します。料金は各社で異なりますが、大まかな目安は以下の通りです。
・追加1件あたり:150円〜500円
・特殊対応(外国語対応など):500円〜/件
スポット利用時の料金システム
電話代行サービスの中には月額での継続的な利用だけではなく、「繁忙期のみ」のような一時的な利用に対応したプランも用意されています。
スポットプランの料金目安:
・日単位料金:1,000円〜3,000円/日
・週単位料金:5,000円〜10,000円/週
・時間指定料金:500円〜1,000円/時間
3. 安い電話代行サービスを選ぶためのポイント
電話代行サービスは一見シンプルな仕組みに見えますが、実際の選定ではさまざまな要素を考慮する必要があります。ここでは、コストを抑えながら質の良いサービスを選ぶためのポイントを解説します。
月間の予想コール数を把握する
サービス選定の第一歩は、自社の電話着信状況を正確に把握することです。着信数を分析するときは、以下のような観点で行いましょう。
・過去3ヶ月の着信履歴を確認する
・時間帯別の着信傾向を分析する
・繁忙期と閑散期の着信数の変動を確認する
必要な受付時間帯を明確にする
受付時間帯の設定は、コストに直結する重要な要素です。必要な時間帯を見極めることで、無駄のない契約が可能になります。設定する時間帯としては、以下のようなパターンが挙げられます。
・平日9〜18時の基本対応
・早朝・夜間の延長対応
・土日祝日対応
・24時間365日対応
なお、時間帯だけでなく、ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始など、特別な時期での対応が必要かどうかも明らかにしましょう。電話代行サービスによっては、割増料金対応となる場合もあります。
基本料金に含まれるコール数を確認する
安いプランでは特に、基本料金に含まれる受付件数が少ない傾向にあります。以下の点に注意して確認しましょう。
・月間の基本コール数
・1件あたりの基本通話時間
・受付1件のカウント基準
・無料でできる追加対応の範囲
超過料金の発生条件を確認する
予想以上の着信があった場合の費用を事前に把握することで、想定外の出費を防ぐことができます。追加料金としては以下のようなものが挙げられるので、事前にシミュレーションしておきましょう。
・基本コール数超過時の1件あたり料金
・通話時間超過の加算料金
・特別対応(クレーム対応など)の追加料金
・休日・深夜の割増料金
オペレーターの電話応対品質を確認する
安価なサービスでも、一定以上の応対品質は確保したいものです。以下のポイントをチェックしましょう。
・オペレーターの研修体制
・応対品質のモニタリング方法
・クレーム発生時の対応フロー
・情報セキュリティ対策
・実際の応対例
契約期間と解約条件を確認する
長期契約による割引と、解約時のリスクを天秤にかけて検討しましょう。確認すべき契約条件としては、以下のような内容が挙げられます。
・最低契約期間の有無
・契約更新のタイミング
・解約通知期限
・違約金の計算方法
・契約変更の柔軟性
4. 安い電話代行サービスを利用する場合の注意点
格安プランを選ぶことでコストを抑えられる一方で、想定外の事態が発生するリスクもあります。ここでは、安い電話代行サービスを活用する際に特に注意すべきポイントを解説します。
基本料金の安さだけで判断しない
月額料金の安さに目を奪われがちですが、総合的な判断が重要です。以下のような項目も漏れなく確認しましょう。
・実質的な月間総支払額
・無料で利用できるサービスの範囲
・有料オプションの必要性
・料金プラン変更時の手続きと費用
想定以上の着信による超過料金の発生を予測する
基本料金に含まれるコール数を超えると、予想以上に費用が膨らむ可能性があります。「月額料金だけで判断して最安プランを選んだものの、実は自社のコール数なら上位プランのほうが安かった」といったことが起こらないような予測が必要です。
・過去の着信実績に基づき件数を予測する
・繁忙期の着信増加率を算出する
・超過料金の発生タイミングを把握する
オペレーターの応対品質と料金のバランスを検討する
格安プランに限りませんが、人が対応する以上、オペレーターの質にはばらつきが出る可能性があります。以下の観点から検討が必要です。
・トレーニング期間の長さ
・品質管理の仕組み
・担当オペレーターの固定化の可否
・マニュアルのカスタマイズ範囲
繁忙期のコール数増加に対する料金変動を事前に確認する
季節変動や特定時期の着信増加に備えて、柔軟な対応が可能か確認しましょう。ポイントは以下のとおりです。
・一時的なプラン変更の可否
・スポット契約との併用可否
・緊急時の対応体制と費用
契約更新料や解約料の発生有無を把握する
契約時には気付きにくい更新料や解約料について、事前に確認することも重要です。
・契約更新時の追加費用
・解約時の違約金の計算方法
・中途解約時の精算ルール
・料金プラン変更時の手数料
格安プランを選択する際は、これらの注意点を総合的に判断し、自社に最適なサービスを選定することが重要です。表面的な料金の安さだけでなく、実際の運用を見据えた判断を心がけましょう。
5. 電話代行サービスを検討する場合は「IVR」も候補に!
電話代行サービスの利用を検討する際、IVR(自動音声応答システム)も選択肢の一つとして考えられます。
電話代行サービスにはないIVRのメリット
電話の受付を自動的に行い、用件に応じた振り分けも行うIVR。人による電話代行とは異なり、以下のようなメリットがあります。
・標準機能として24時間365日の自動応対が可能
・音声ガイダンスやコールフローは自由かつ迅速に変更可能
・担当者や担当部署への自動転送が可能
・対応品質にバラつきが出ない
実際、電話代行サービスを利用していた企業が、「人が対応している以上は電話に出られないこともある」という理由から、IVRに切り替えた事例もあります。
電話の一次対応を自動化するなら「DXでんわ」がおすすめ
メディアリンクが提供する「DXでんわ」は、企業における電話の一次対応を完全に自動化できるIVRです。
電話代行サービスではオプションになりがちな「オリジナルガイダンスの作成」「担当者・担当部署への取り次ぎ」「通話内容の録音・文字起こし」「多言語での受付対応」「休日や時間外の対応」などもオールインワンで利用できます。
また、簡単な問い合わせであれば自動音声で回答できるほか、音声だけでは伝えられない情報については、SMS送信機能で情報(例:FAQページのURLなど)を案内することも可能。これも月額利用料に含まれています。
▼DXでんわの料金プラン
エントリープラン:
月額10,000(100コール。それ以降は100円/1コールの従量課金)
スタンダードプラン:
月額50,000円(1,000コール。それ以降は50円/1コールの従量課金)
低コストで「不要な電話対応をなくすことで生産性を高めたい」「本来集中すべき業務に注力できる環境を構築したい」といった場合は、ぜひIVR「DXでんわ」もご一考ください。