スマホ・携帯電話から転送するやり方!
キャリア・機種別に解説

電話対応

UPDATE :

スマートフォンや携帯電話にかかってきた電話を、別の電話番号に転送する方法をご存知ですか?出張や会議中でも、この機能を使えば大切な連絡を逃すことなく対応できます。

 

本記事では、iPhone・Android別の設定方法から、ドコモ・au・ソフトバンクの転送サービスまで、実践的な使い方を解説します。

1. 【機種別】スマホから別の電話に転送するやり方

まずは、スマートフォンの既存のアプリで転送設定を行う方法です。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれの具体的な設定手順をご説明します。外出先での急な用件や、在宅ワーク中の着信にも対応できるよう、ご自身の端末に合わせた設定方法をマスターしましょう。

iPhoneの「自動電話転送」を利用する方法

iPhoneには「自動電話転送」という機能があり、「設定」から簡単に転送設定を行うことができます。初めて設定する方でも迷うことなく操作できる、シンプルな手順です。

転送設定の手順

  1. iPhoneの「設定」アプリを開く
  2. 下にスクロールして「電話」をタップする
  3. 「自動転送設定」をタップする
  4. 「自動電話転送」をオンにする
  5. 「転送先」をタップし、転送先の電話番号を入力する

なお、転送設定を行う場合はモバイルネットワークの通信圏内にいる必要があります。また、キャリアの契約内容によっては機能が制限されている場合もあるので、「自動電話転送」を設定できない場合は問い合わせてみるとよいでしょう。

Androidの「転送電話サービス」を利用する方法

Androidスマートフォンは機種によって設定画面の表示が若干異なる場合がありますが、基本的な設定手順は共通しています。ここでは、最も一般的な設定方法をご紹介します。

転送設定の手順

  1. 「電話」アプリを開く
  2. メニューボタンから「設定」を選択
  3. 「通話」を選択
  4. 「着信転送」を選択
  5. 転送条件を以下から選択
    • 常に転送
    • 通話中の着信時
    • 不在着信時
    • 着信不能時
  6. 転送先の電話番号を入力し、「ONにする」を選択

なお、上記はAndroid8.0の設定方法です。バージョンによってメニューの名称や手順が異なる可能性があります。

転送の注意点とトラブル対処法

iPhoneでもAndroidでも、設定後は必ず試験的な着信で転送設定が正しく機能するか確認することをお勧めします。また、以下のような一般的なトラブルと対処法を覚えておくと安心です。

  • 転送設定が機能しない場合は、一度設定をオフにしてから再度オンにする
  • 通信キャリアの設定と重複している場合は、どちらかの設定を解除する

2. 【通信キャリア別】スマホ・携帯電話から別の電話に転送するやり方

各通信キャリアも独自の転送サービスを提供しています。キャリアのサービスを利用すると、より細かな転送条件の設定が可能になり、ビジネスシーンでの活用の幅が広がります。ここでは、主要3キャリアが提供している電話転送サービスを紹介します。

通信キャリアの電話転送サービス(ドコモ、au、ソフトバンクの3社)をまとめた図

ドコモの「転送でんわサービス」を利用する方法

ドコモの転送でんわサービスは、月額基本料金無料で利用できる便利なサービスです。外出先での急な用件にも対応できるよう、複数の設定方法が用意されています。利用には「ドコモオンライン手続き」からの申込みが必要です。なお、「ahamo」で契約中の場合は転送でんわサービスは利用できません。

auの「着信転送サービス」を利用する方法

auの着信転送サービスも基本料金無料で提供されており、ビジネスユースに適した機能が揃っています。フル転送や無応答転送など複数の設定方法があり、状況に応じて最適な方法を選択できます。なお、申込みは不要です。

ソフトバンクの「転送電話サービス」を利用する方法

ソフトバンクの転送電話サービスも月額使用料無料、申込み不要で利用可能で、ビジネスシーンで活用しやすい設定オプションが用意されています。なお、「1406」および「090-665-1406」による転送設定はサービスを終了しており、利用を開始/停止するには「My Softbank」から設定を行うことになります。

なお、ここまではスマホや携帯電話から別の電話に転送する方法をご紹介してきましたが、「固定電話からの転送方法」を含め、ビジネスシーンにおける電話転送方法を網羅的に知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

ビジネスシーンの電話転送:複数の転送方法を網羅的に解説!

3. スマホ・携帯電話からの転送に料金はかかる?

電話の転送機能を利用する際に気になるのが料金の問題です。実は、転送のタイプや設定方法によって料金体系が異なります。ここでは、機種標準の転送機能と各キャリアのサービスについて、料金面から詳しく解説します。

スマホに備わっている電話転送サービスを利用する場合の料金は無料

スマートフォンの標準機能として搭載されている転送機能は、設定自体に料金はかかりません。

通信キャリアの電話転送サービスを利用する場合の料金は無料

前章でもご紹介したように、ドコモの「転送でんわサービス」、auの「着信転送サービス」、ソフトバンクの「転送電話サービス」については、月額基本料金無料で利用できます。

スマホから転送先までの通話料はかかる

スマホの標準機能を利用する場合も、通信キャリアの転送サービスを利用する場合も、スマホから転送先までの通話料が発生します。通常、通話料は電話をかけた人(発信者)にかかりますが、転送を行う場合、通話料は電話を受けた転送元(受信者)の負担になるため注意しましょう。

通話料を負担する仕組みを示した図

4. スマホから固定電話or固定電話からスマホへの転送切替を自動化するならDXでんわ

今回は、スマホの機種別、携帯キャリア別に、電話転送の方法と料金について解説しました。重要な商談や会議で電話に出られない場合、営業時間の内外で切り替えたい場合などに利用してみてください。ただし、無料サービスの多くは手動で転送の切り替えを行う必要があるため手間がかかるのも事実です。

そこでおすすめなのが、メディアリンクが提供する「DXでんわ」。これは電話の自動応答を可能にするIVR(自動音声応答システム)というツールで、電話相手の用件に基づき転送を自動化することができます。例えば、以下のような用途で活用することが可能です。

  • 本社の代表電話への着信を、従業員のスマホに転送する
  • 店舗で使用しているスマホへの着信を、本社の固定電話に転送する

「DXでんわ」なら、時間帯によって自動で転送を切り替えられるよう設定することが可能なので、「転送設定を切り替え忘れる」ということも防げます。もちろん、営業時間外の電話受付時に「ただいま営業時間外です。営業時間は◯時から◯時です」のように自動でアナウンスすることも可能です。

このほかにも、「DXでんわ」はビジネスにおける電話業務の効率化に役立つ機能を豊富に備えています。詳細は以下のページで紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

人による電話の受付・転送をゼロに!
電話対応の自動化なら「DXでんわ」

よくある質問

iPhoneの電話転送のやり方は?

iPhoneでは「設定」アプリから簡単に転送設定ができます。「設定」→「電話」→「自動転送設定」→「自動電話転送」をオンにし、「転送先」に転送先の電話番号を入力するだけです。設定時はモバイルネットワークの通信圏内にいる必要があります。設定後は試験的な着信で正しく機能するか確認することをお勧めします。キャリアの契約内容によっては機能が制限されている場合もあるため、設定できない場合はキャリアに問い合わせましょう。

電話転送は相手にわかる?

基本的に、電話をかけてきた相手には転送されていることはわかりません。転送先に接続されると、相手は転送先の電話に直接かけているのと同じような状態になります。ただし、転送設定によっては「転送中です」などのアナウンスが流れる場合があります。また、着信音の回数や音質の変化で転送に気づかれる可能性もあります。ビジネスでは事前に転送を利用している旨を伝えておくと、より良い関係を維持できるでしょう。

電話転送は無料でできますか?

転送機能の利用自体は無料である場合が多いです。スマートフォンの標準機能による転送も、ドコモ・au・ソフトバンクの転送サービスはそれぞれ月額基本料金無料で利用できます。ただし、転送元から転送先までの通話料は発生し、この料金は電話を受けた転送元(受信者)の負担になります。転送先への通話時間に応じて料金がかかることを理解しておきましょう。

お役立ち資料

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