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固定電話の転送を解除できない!
解除方法をサービス別に解説

電話対応

UPDATE :

固定電話の転送設定を解除する方法がわからず困っていませんか? 実は転送解除の手順は通信会社によって少しずつ異なります。

本記事では、NTTやドコモ光、auひかりなど、主要なサービス別に具体的な解除方法を解説。また、解除忘れによるトラブルの防止策もご紹介します。

1. 【サービス別】固定電話の転送設定を解除する方法

電話転送の開始や解除は固定電話機や携帯電話、設定サイトから行う必要があります。ここでは、主要なキャリアが提供する電話転送サービス別に、具体的な解除手順を説明します。

NTT「ボイスワープ」の転送解除手順

NTT東日本およびNTT西日本が提供する「ボイスワープ」は、以下の3つの方法で転送解除が可能です。状況に応じて最適な方法を選択してください。

固定電話機から転送を解除する方法

1. 固定電話機から「142」をダイヤル

2. ガイダンスに沿って、転送解除の「0」をダイヤル

3. 完了

携帯電話(リモートコントロール)から転送を解除する方法

リモートコントロールを使用するには、事前に以下の初期設定が必要です。

▼初期設定

1. 固定電話から「142」をダイヤル

2. その他各種設定「4」→リモートコントロール設定「3」→「1」を順にダイヤル

3. ガイダンスに従い4桁の暗証番号と「#」を入力

4. 完了

上記の初期設定が完了したら、以下の手順で遠隔からでも転送を解除できます。

▼解除手順

1. 携帯電話から「03-6304-4141(有料)」にダイヤル

2. 契約中の固定電話番号と「#」を入力

3. 暗証番号と「#」を入力

4. ガイダンスに従い「0」をダイヤル

5. 完了

パソコン・スマートフォンから転送を解除する方法

インターネット経由で転送を解除するには、事前に「ひかり電話設定サイト」の初期設定が必要です。

▼初期設定

1. 契約中の固定電話期から以下のいずれかにダイヤル

 ・NTT東日本:03-6304-4747(有料)

 ・NTT西日本:06-6480-6430(有料)

2. ガイダンスに従い「1」→8桁の仮パスワードを入力

3. 電話設定サイトにアクセス→契約電話番号と仮パスワードでログイン

4. 新しいパスワードを設定

5. 完了

上記の初期設定が完了したら、以下の手順でインターネットから転送を解除できます。

▼解除手順

1. 以下いずれかの「ひかり電話設定サイト」にアクセス

 ・NTT東日本

 ・NTT西日本

2. 契約電話番号とパスワードでログイン

3. 「ボイスワープ」→「サービス開始/停止」を選択

4. 「転送を停止します」を選択

5. 完了

ドコモ光「転送でんわサービス」の転送解除手順

ドコモ光の「転送でんわサービス」は、実質的にNTT東西の「ひかり電話」のサービスを利用しています。そのため、基本的な設定方法は先ほどご紹介したNTTの「ボイスワープ」と同じです。

au「着信転送サービス」の転送解除手順

auひかりの「着信転送サービス」は、以下の2つの方法で解除が可能です。

固定電話機から転送を解除する方法

1. auひかり契約回線から「142」にダイヤル

2. 転送停止「0」をダイヤル

3. 完了

携帯電話などから転送を解除する方法

1. 「050-3116-0142(有料)」にダイヤル

2. 契約中の固定電話番号と暗証番号を入力

3. 転送停止「0」をダイヤル

4. 完了

2. 固定電話の転送を解除しないと起こる問題

電話転送の解除忘れは、一見すると些細なミスのように思えるかもしれません。しかし、実際にはビジネスの効率性や費用面に大きな影響を及ぼす可能性があります。ここでは、転送解除を忘れた場合に発生する主な問題について解説します。

電話転送を解除しなかった場合に起こる負の影響をまとめた図

1人の従業員に電話が集中する

転送設定が解除されないまま放置されると、特定の従業員に着信が集中してしまいます。これは単なる業務の非効率化だけでなく、さまざまな支障を引き起こす原因となります。

たとえば、その従業員が別の業務で席を外していたり、集中して作業を行っていたりする場合、重要な電話に出られない可能性があります。これは、他の従業員が対応すべき電話を取り次げないといった事態にもつながるリスクです。

また、電話対応に追われることで本来の業務に支障が出たり、休憩時間も十分に取れないといった事態も起こりえます。

転送通話料が予想外に膨らむ恐れがある

転送電話を利用する場合、通常の通話料に加えて転送通話料が発生します。これは、電話をかけた側ではなく、受けた(=転送を行っている)側が負担するコストです。

転送設定が解除されないまま長期間継続すると、予想以上の通話料が発生する可能性があります。

自動ガイダンスにうまく切り替わらないことがある

多くの企業では、営業時間外の着信に対して自動ガイダンスを設定しています。しかし、転送設定を解除しないと転送機能が優先されてしまい、自動ガイダンスが正しく機能しないケースがあります。その結果、お客様に適切な情報が伝わらず、かえって不便をかけてしまう可能性があります。

また、休業日や営業時間外であっても転送先の従業員に着信が入ってしまい、ワークライフバランスを崩す原因にもなりかねません。

なお、詳しくは本記事の下部でもご紹介していますが、「固定電話の転送解除忘れ」はIVR(自動音声応答システム)の利用で簡単に防ぐことができます。

転送オン/オフの切替も自動化できるIVR
「DXでんわ」の詳細を確認する

3. 固定電話の転送解除を忘れないための方法

電話転送の解除忘れによるトラブルを防ぐためには、システムやツールを活用した管理方法の導入が効果的です。ここでは、解除忘れを防ぐため具体的な対策をご紹介します。企業規模や業務形態に合わせて、最適な方法を選択してください。

電話転送の解除忘れを防ぐ4つの方法を示した図

スケジュール転送機能を利用する

キャリアが提供する電話転送サービスの中には、あらかじめ決められた時間帯で自動的に転送設定のオン/オフを切り替えられる「スケジュール転送機能」が備わっているものがあります。この機能を活用すれば、人的ミスを防ぎながら営業時間に合わせて転送設定を管理することが可能です。

現在利用している電話転送サービスに問い合わせて、設定できるか確認するとよいでしょう。

リマインダーを設定して複数人で対応する

チーム全体で転送設定を管理する方法も有効です。具体的には、始業時と終業時にリマインダーを設定し、担当者が交代で確認する体制を整えます。スマートフォンのリマインダーアプリやグループウェアの予定表機能を活用することで、複数人での確実な確認が可能になります。

また、転送の開始/解除の作業報告をチーム内で行うルールを設けることで、設定し忘れやミスも早期に発見できるでしょう。

RPAで転送の開始・解除を自動化する

転送解除忘れの防止策としては、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用も効果的です。RPAはソフトウェアロボットにパソコン操作を実行してもらう仕組みのことで、転送解除の設定を記憶させることで作業を自動化できます。

決められた時間に自動で転送設定を変更できるほか、設定状況をログとして記録し、管理者にメールで通知するといった機能も追加できます。初期設定には専門知識が必要になるため手間はかかりますが、一度導入してしまえば人的ミスのない確実な運用が可能になります。

転送の切替を自動化できるツールを利用する

最も手間がかからず確実で、かつ柔軟な対応が可能なのが、転送のオン/オフ切替を自動化できるツールの利用です。特におすすめなのが、電話の受付と振り分けを自動化するIVR(自動音声応答システム)

このツールを利用すれば転送条件を柔軟に設定でき、時間帯による切替も自動化できるため、転送の解除忘れを心配する必要もなくなります。

さらに、転送先は1つだけでなく、電話相手の用件に応じた適切な部署や担当者を複数設定できる点も、IVR活用の大きな利点です。これによって、従来人が行っていた電話の一次対応や取り次ぎも自動化されます。

4. IVRを導入するなら「DXでんわ」がおすすめ

メディアリンクが提供する「DXでんわ」は、企業の電話業務を効率化するためのIVRです。電話の一次対応・転送の自動化といった基本機能に加え、以下の機能もオールインワンで搭載しています。

・通話内容を自動で録音・テキスト化する機能
・音声だけでは伝わらない情報をSMSで送信できる機能
・テキストを入力するだけで自動音声を作成できる機能
・着信があると関係者に自動で通知する機能
・着信履歴・内容をリアルタイムで閲覧できる機能

さらに、誰でも操作できるわかりやすい管理画面を備え、簡単3ステップで設定できる手軽さもこのツールの魅力です。RPAのような専門知識は必要ありません。

「DXでんわ」は固定電話の柔軟な転送設定を実現するだけでなく、企業における電話対応全般の効率化・コスト削減に貢献するシステムです。「不要な電話対応をなくすことで生産性を高めたい」「本来集中すべき業務に注力できる環境を構築したい」といった場合は、ぜひDXでんわをご検討ください。

企業の電話業務を効率化するIVR
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