なぜ営業電話はしつこい?
何度もかかってくる理由と対策

企業の代表電話にかかってくる営業電話。何度断ってもしつこくかかってきたり、一方的に話し続けて断る隙を与えなかったりと、対応する担当者にとっては大きなストレスです。

 

この記事では、迷惑な営業電話の特徴やしつこい理由を解説しつつ、具体的な対処法をご紹介します。

1. 迷惑な営業電話の特徴

企業の代表電話にかかってくる営業電話のすべてが迷惑というわけではありません。業務に役立つ情報を提供してくれる場合もありますし、タイミングが合えば有益なサービスとの出会いになることもあります。

しかし一方で、電話対応担当者が「しつこい」「うざい」と感じてしまうような、強引で迷惑な営業電話が存在するのも事実です。ここでは、そうした迷惑な営業電話に共通する4つの特徴をご紹介します。

迷惑な営業電話の特徴をまとめた図

  • 特徴1:しつこく何度もかかってくる
  • 特徴2:はっきり営業と言わない
  • 特徴3:すぐ社長と話したがる
  • 特徴4:こちらに発言する隙がない

特徴1:しつこく何度もかかってくる

迷惑な営業電話の最大の特徴は、一度断っても繰り返しかかってくることです。同じ会社から日をおいて何度も電話があったり、担当者を変えて再度アプローチしてきたりするケースがあります。

こうした電話は受ける側にとって大きなストレスとなり、本来の業務に集中できなくなる原因となります。特に少人数で電話対応を担当している企業では、繰り返しの営業電話によって業務効率が著しく低下してしまいます。

特徴2:はっきり営業と言わない

電話の冒頭で営業目的であることを明かさず、曖昧な表現で取り次ぎを求めてくる営業電話も少なくありません。「以前お話しした件で」「重要なご案内がありまして」といった言い回しで、既存の取引先や重要な連絡であるかのように装うケースもあります。

こうした手法は、電話対応担当者を混乱させるだけでなく、不必要に上司や担当部署へ取り次いでしまう事態を招きます。結果として、社内の複数の人間の時間を奪うことになり、組織全体の生産性を下げる要因となります。

特徴3:すぐ社長と話したがる

営業電話の中には、最初から「社長様に直接お話ししたい」「代表者の方はいらっしゃいますか」と要求してくるものがあります。決裁権のある人物と直接話すことで成約率を高めようという営業戦略ですが、受電担当者としては対応に困る場面です。

社長や代表者が不在であることを伝えても、「いつ頃お戻りですか」「では改めます」と粘り、何度も電話をかけ直してくるケースもあります。こうした営業電話は、電話対応担当者に余計な負担をかけるだけでなく、経営層の時間を不必要に奪おうとする行為でもあります。

特徴4:こちらに発言する隙がない

一方的に話し続け、こちらが断る隙を与えない営業電話も迷惑なパターンの一つです。商品やサービスの説明を続け、「少しお時間よろしいでしょうか」と聞きながらも実際には返答を待たずに話を進めていきます。

こうした営業スタイルは、電話を早く切りたい受電担当者にとって大きなストレスとなります。また、はっきりと「必要ありません」と伝えても、「そう言わずに」「まずは話だけでも」と食い下がられることもあり、通常の業務に支障をきたす原因となります。

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2. 営業電話がしつこく何度もかかってくる理由

営業電話がしつこくかかってくるのには、いくつかの理由があります。営業担当者側の事情もあれば、電話を受ける側の対応に起因するケースもあります。ここでは、営業電話が繰り返しかかってくる主な理由を4つ解説します。

営業電話がしつこく何度もかかってくる理由をまとめた図

  • 理由1:ノルマ達成のプレッシャーがあるから
  • 理由2:過去に成約した経験があるから
  • 理由3:はっきり断れていないから
  • 理由4:電話営業が低コストだから

理由1:ノルマ達成のプレッシャーがあるから

多くの営業担当者は、月間や週間の架電数、アポイント獲得数といった具体的なノルマを課せられています。このノルマ達成のプレッシャーが、しつこい営業電話の背景にあります。

特にテレアポ業務では、架電数そのものがKPIとして設定されることも多く、一度断られても再度アプローチすることが求められる環境です。営業担当者個人の資質というよりも、組織的な営業手法として「繰り返し電話をかける」ことが奨励されているケースも少なくありません。

理由2:過去に成約した経験があるから

何度も電話をかけ続けることで最終的に成約に至った経験は、営業担当者にとって成功体験として記憶されます。「3回目の電話でアポイントが取れた」「粘り強く連絡したことで契約につながった」といった経験があると、同じ手法を繰り返すようになります

実際に、タイミングや状況の変化によって、当初は断っていた企業が後日興味を示すことはあります。こうした成功事例が社内で共有されることで、しつこく電話をかけることが正しい営業手法として定着してしまう側面があります。

理由3:はっきり断れていないから

営業電話がしつこくかかってくる理由の一つに、電話を受ける側の対応があります。「今は忙しいので」「また今度で」といった曖昧な断り方をすると、営業担当者は「脈がある」と判断し、再度電話をかけてきます。

また、「検討します」「資料を見てから考えます」といった返答も、営業担当者にとっては見込みありと解釈される可能性があります。明確に「必要ありません」「今後も連絡は不要です」と伝えない限り、営業リストから除外されず、繰り返し電話がかかってくる原因となります。

なお、以下の記事では営業電話を断るときに使えるフレーズをご紹介しています。詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

理由4:電話営業が低コストだから

電話営業は、他の営業手法と比較してコストが低いという特徴があります。メールマーケティングやWeb広告、訪問営業などと比べて、電話は人件費以外のコストがほとんどかからず、短時間で多くの企業にアプローチできます。

この低コスト性が、「数を打てば当たる」という営業戦略を生み出しています。仮に100件電話をかけて1件でもアポイントが取れれば、費用対効果として成立するという考え方です。そのため、断られることを前提に大量の架電を行い、結果として同じ企業に何度も電話をかけるという状況が発生します。

3. しつこい・うざい・迷惑な営業電話への対処法

前のセクションで解説した理由の中には、営業担当者の事情を考えると致し方ない部分もあります。

しかし、自社にとって不要なものは不要ですし、営業電話に対応することで時間的コストを費やすことになります。業務効率を守るためにも、適切な対策を講じることが重要です。

ここでは、迷惑な営業電話への具体的な対処法を3つご紹介します。

  • 対処法1:マニュアルやトークスクリプトを用意する
  • 対処法2:着信拒否をする
  • 対処法3:IVR(自動音声応答システム)を導入する

対処法1:マニュアルやトークスクリプトを用意する

営業電話への対応を個人の判断に任せていると、担当者によって対応にばらつきが生まれ、曖昧な断り方をしてしまうケースも出てきます。そこで有効なのが、営業電話対応のマニュアルやトークスクリプトを作成することです。

例えば、「弊社では営業電話は一切お断りしております」「今後のご連絡もご遠慮ください」といった明確な断り文句を用意しておくことで、誰が対応しても一貫した対応ができるようになります

また、しつこい営業電話があった場合の記録方法や、社内での情報共有ルールも定めておくと、同じ会社からの重複対応を防ぐことができます。

対処法2:着信拒否をする

繰り返しかかってくる迷惑な営業電話に対しては、着信拒否することも一つの方法です。特に、明確に断った後も何度も電話をかけてくる会社については、電話番号を記録して着信拒否リストに登録することで、以降の対応時間を削減できます。

ただし、着信拒否には限界もあります。営業電話をかける会社は複数の電話番号を使い分けていることが多く、一つの番号を拒否しても別の番号からかかってくる可能性があります。

また、新規の取引先や重要な連絡を見逃すリスクもあるため、着信拒否は慎重に運用する必要があります。個別対応としては有効ですが、根本的な解決策とは言えない側面があります。

対処法3:IVR(自動音声応答システム)を導入する

営業電話対策として効果的なのが、IVR(自動音声応答システム)の導入です。IVRは、着信時に自動音声で一次対応を行い、用件に応じて適切な担当者や部署へ電話を振り分ける(取り次ぐ)システムです。

一次対応を行う際は、用件を特定するために「○○の方は1を、△△の方は2を…」のようなメニューを提示することになります。この仕組みを活用して、例えば「営業電話の方は1番を押してください」といった案内を流すことが可能です。これによって、営業電話を事前に特定することができます

その後、営業電話を適切な窓口に取り次いだり、「営業のお電話はお断りしています」といったメッセージを伝えて、自動でお断りすることも可能です。

人が直接対応する前に営業電話をフィルタリングできるため、電話対応担当者の負担を大幅に軽減できます

4. 迷惑な営業電話を自動シャットアウトするなら「DXでんわ」

IVR(自動音声応答システム)による営業電話対策を実現するなら、メディアリンクが提供するIVR「DXでんわ」がおすすめです。

DXでんわは、電話対応業務の効率化を目的としたシステムで、営業電話のフィルタリング機能にも優れています。自動音声で営業電話を特定し、システムで「お断り」まで完結できるため、人が対応することなくシャットアウトすることが可能です。

さらに、DXでんわには営業電話対策以外にも、以下のような電話業務全体を効率化する豊富な機能が搭載されています。

▼「DXでんわ」の主な機能

  • 用件を自動で録音・文字起こし・AI要約する機能
  • 担当者・担当部署への取次ぎを自動化する機能
  • 担当者にメールやチャットで着信を通知する機能
  • 時間帯や曜日に応じて案内を出し分けられる機能
  • URLなどのテキスト情報を送れるSMS送信機能

迷惑な営業電話にお悩みの企業は、ぜひDXでんわの導入をご検討ください。電話対応担当者の負担を軽減し、本来の業務に集中できる環境をつくることができます。

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よくある質問

しつこい営業電話は違法ですか?

営業電話そのものは違法ではありませんが、一度断った相手に再度勧誘することは特定商取引法第17条で禁止されています。明確に「必要ありません」「契約しません」と断った後に、同じ会社から再び営業電話がかかってくる場合は、法律違反となる可能性があります。

営業電話を断ったらどうなるの?

「必要ありません」「今後連絡不要です」とはっきり伝えることで、営業リストから除外してもらえる可能性が高まります。ただし、曖昧な断り方をすると「見込みあり」と判断され、再度電話がかかってくることがあるため、意思表示は明確に行うことが重要です。

営業電話がしつこい時の対策は?

マニュアルやトークスクリプトを用意して対応を統一する、着信拒否を設定する、IVR(自動音声応答システム)を導入するといった方法が有効です。特にIVRは、人が対応する前に営業電話を自動的にフィルタリングできるため、電話対応担当者の負担を大幅に軽減できます。

営業電話はハラスメントですか?

通常の営業電話はハラスメントには該当しません。ただし、威圧的な言動や脅迫、長時間の拘束など、相手に精神的苦痛を与える行為があれば問題となる可能性があります。業務を著しく妨害された場合や脅迫を受けた場合は、警察や消費者センターへの相談も検討しましょう。なお、しつこい営業電話については特定商取引法の規制対象です。

お役立ち資料

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