電話を取ったら自動音声だった!
安全性と出てしまった場合の対処法

会社の電話を取ったら自動音声が流れてきた経験はありませんか? 自動音声は正当な目的で利用される場合もあれば、詐欺目的の電話で悪用されるケースも存在するため、対応には注意が必要です。

 

この記事では、自動音声電話の安全性や、出てしまった場合の対処法、企業ができる予防策について解説します。

1. ロボコールは詐欺電話?自動音声がかかってくる理由とは

自動音声による電話は「ロボコール」や「オートコール」と呼ばれ、さまざまな目的で利用されています。

例えば、企業や団体が業務効率化や迅速な情報伝達を目的に自動音声を活用するケースが代表的です。しかし残念ながら、そうした正当な活用法だけでなく詐欺目的で悪用されるケースも実際に見られます。

そのため自動音声の電話には警戒が必要ですが、上記のように正当な目的で活用されるケースも多いため、ロボコール=詐欺電話ではない点には留意しましょう。

以下では、「自動音声がどのような目的でかかってくるのか」を具体的にご紹介します。

自動音声の電話がかかってくる理由をまとめた図

  • 営業・マーケティング
  • アンケート調査
  • 督促
  • 見守り・安否確認
  • なりすまし詐欺

営業・マーケティング

企業が新商品やサービスの案内、キャンペーン情報などを広く周知する際に、自動音声を活用することがあります。例えば、既存顧客への定期的な情報提供や、過去に問い合わせ実績のある見込み客へのフォローアップなど、営業・マーケティング活動の一環で利用されています。人手による架電と比べて短時間で多数の顧客に連絡できるため、効率的な架電手段として採用されています。

アンケート調査

市場調査会社や行政機関が、消費者の意見や生活実態を把握するために自動音声によるアンケート調査を実施することがあります。電話口で質問が流れ、プッシュボタンで回答を選択する形式が一般的です。

督促

クレジットカード会社や金融機関、公共料金事業者などが、支払い期日が過ぎた料金の督促連絡に自動音声を利用するケースです。人手不足の解消や担当者の心理的負担軽減という側面もあり、督促の初期段階で自動音声が採用されることがあります。

見守り・安否確認

高齢者の見守りサービスや、災害時の安否確認システムとして自動音声が活用されています。定期的に電話をかけて応答があるかを確認したり、ボタン操作で安否を報告してもらったりする仕組みです。

なりすまし詐欺

実在する機関や企業を装った詐欺目的の自動音声も存在します。行政機関や金融機関、大手企業を名乗り、架空の料金請求や個人情報の聞き出しを試みるケースです。詳しい手口については次のセクションで解説します。

2. 電話詐欺に自動音声が使われるケース

前のセクションでご紹介したように、自動音声が詐欺に悪用されるケースも存在します。特に多いのが、以下のような実在する機関や事業者を騙る「なりすまし電話」です。

詐欺電話がどんな人になりすますのかをまとめた図

  • 行政機関や公務員
  • 通信事業者
  • 電力会社
  • 銀行やクレジット会社
  • 慈善団体

これらを騙る電話は架空請求や振り込め詐欺、個人情報の聞き出しなどを目的としている場合があります。

行政機関や公務員を騙る自動音声

国税局や税務署、警察官、検察官などを名乗る自動音声による詐欺が報告されています。典型的な手口としては「税金の未納があります。至急お支払いください」といった内容で金銭を要求するものや、「ご家族が逮捕されました」と偽って保釈保証金を要求するものがあります。行政機関が自動音声で金銭の支払いを求めることは基本的にないため、このような電話には応じないようにしましょう。

通信事業者を騙る自動音声

大手携帯電話会社を名乗る自動音声も詐欺でよく使われるパターンです。「料金が未納になっています」「このままでは回線を停止します」といった内容で不安を煽り、支払いを要求したり個人情報を聞き出そうとしたりします。実際の通信事業者は自動音声で突然支払いを求めることはなく、事前に書面などでの通知を行うのが一般的です。

電力会社を騙る自動音声

大手電力会社を名乗る自動音声による詐欺も発生しています。通信事業者を騙るケースと同様に、料金未納を理由に支払いを要求したり、個人情報の提供を求めたりする手口です。電力会社も自動音声で突然の支払い要求や個人情報の聞き取りを行うことはありません

銀行やクレジット会社を騙る自動音声

金融機関やクレジットカード会社を装い、「不正利用が検知されました」「カードが停止されます」といった内容で不安を煽る手口です。暗証番号やカード番号などの重要な情報を聞き出そうとするケースもあります。正規の金融機関が電話で暗証番号を尋ねることはありませんので、このような要求には一切応じないでください。

慈善団体を騙る自動音声

災害支援や社会貢献活動を名目にした寄付を募る自動音声もあります。善意につけ込む悪質な手口で、実在する団体名を使う場合もあれば、架空の団体名を名乗る場合もあります。寄付を考える場合は、自動音声の指示に従うのではなく、公式サイトなどで正規の寄付方法を確認することが重要です。

3. 自動音声の電話に出てしまったら?

不審な自動音声の電話に出てしまった場合、適切な対処をすることで被害を防ぐことができます。自動音声の電話を取ってしまったときの具体的な対処法は以下のとおりです。焦らず冷静に対応しましょう。

不審な自動音声の電話に出てしまったときの対処法をまとめた図

  • 用件に身に覚えがなければすぐに切る
  • ボタン(キーパッド)操作をしない
  • むやみに言葉を発しない

用件に身に覚えがなければすぐに切る

自動音声で流れる内容に心当たりがない場合は、すぐに電話を切りましょう。「料金未納」「不正利用」などと言われても、実際に利用している事業者からの連絡であれば書面やメール、公式アプリなどで確認できるはずです。不安を煽る内容であっても、自動音声の指示に従う前に一度電話を切り、落ち着いて事実確認することが大切です。電話を切ることに罪悪感を持つ必要はありません。

ボタン(キーパッド)操作をしない

自動音声から「詳細を聞くには1を押してください」「担当者と話す場合は9を押してください」といった指示があっても、ボタン操作はしないようにしましょう。ボタンを押すことで「反応のある電話番号」として記録され、今後も繰り返し詐欺電話のターゲットにされる可能性があります。また、ボタン操作によって有料サービスに接続されたり、個人情報を入力させられたりするケースもあります。

むやみに言葉を発しない

自動音声の電話では、「はい」「いいえ」などの応答が録音され、後で悪用される可能性があります。例えば、録音された「はい」という音声を契約の同意として使われるといった手口が考えられます。また、声紋データを収集される危険性も指摘されています。不審な自動音声に対しては、何も話さずに静かに電話を切ることが安全です。

​​

4. 電話詐欺に遭わないための対策

詐欺電話の被害に遭わないための「予防策」も重要です。以下の対処法を実践することで、電話詐欺のリスクを軽減できます。

電話詐欺に遭わないための対策をまとめた図

  • 知らない番号からの電話に出ない
  • 事業者・機関に事実確認する
  • 不審な電話番号は着信拒否する
  • IVR(自動音声応答システム)で有人対応を避ける

知らない番号からの電話に出ない

電話詐欺の被害を防ぐ最も基本的な方法は、知らない番号からの電話には出ないことです。本当に必要な連絡であれば、留守番電話にメッセージを残したり、SMS やメールで連絡してきたりするはずです。

特に業務用の携帯電話やスマートフォンの場合、取引先や顧客からの連絡は事前に番号を登録していることが多いと思われますので、「登録外の番号には慎重に対応する」という心がけを持つとよいでしょう。折り返しが必要と思われる場合でも、まず番号を検索して発信元を確認することをおすすめします。

事業者・機関に事実確認する

特定の事業者や機関を名乗る自動音声の電話があった場合は、その内容が事実かどうかを直接確認しましょう。電話で伝えられた番号に折り返すのではなく、公式サイトや契約書類に記載されている正規の連絡先に自分から問い合わせることが重要です。

「料金未納」「不正利用」などの連絡があった場合でも、焦って対応せず、まずは本当にその事業者からの連絡なのかを確認してください。正規の事業者であれば、こうした確認作業を嫌がることはありません。

不審な電話番号は着信拒否する

一度出て明らかに不審だと感じた電話や、事実無根の金銭要求などを受けた場合は、その番号を着信拒否に設定しましょう。これによって同じ番号から繰り返し電話がかかってくるのを防ぐことができます。

また、各従業員にスマートフォンが支給されている企業などでは、不審な番号の情報を社内で共有することで、他の従業員が同様の被害に遭うことを防げます。

IVR(自動音声応答システム)で有人対応を避ける

企業の代表電話などに自動音声の詐欺電話がかかってくるケースもあります。こうした場合、IVR(自動音声応答システム)を導入して一次対応を自動化することで、従業員が直接詐欺電話に対応するリスクを減らせます。

IVRを活用すれば人が電話対応を行わずに済むため、詐欺目的の自動音声に対して誤って情報提供したり、ボタン操作したりすることを防げます。

IVRの仕組みや機能について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

5. 企業の電話詐欺被害対策には「DXでんわ」がおすすめ

前述したように、IVR(自動音声応答システム)は企業における電話詐欺被害対策として効果を発揮する選択肢です。IVRを導入することで電話の一次対応を自動化できるため、詐欺被害のリスクだけでなく、日々の電話業務にかかる従業員の負担も軽減することができます。

例えば、メディアリンクが提供するIVR「DXでんわ」には不審な電話番号を登録できる「ブラックリスト機能」が搭載されています。この機能によって、同じ番号からの繰り返しの着信を自動的にブロックすることが可能です。

また、DXでんわは営業時間外の自動応答や、問い合わせ内容に応じた適切な担当部署への振り分けなど、企業の電話対応全般を効率化する多彩な機能を備えしています。

電話詐欺への警戒と業務効率化を両立したい方は、ぜひ以下のページよりDXでんわの詳細をご覧ください。

よくある質問

電話を取ったら自動音声でかかってきた。何でしょうか?

自動音声の電話は「ロボコール」や「オートコール」と呼ばれ、営業・マーケティング、アンケート調査、督促、見守り・安否確認など、さまざまな目的で利用されています。正当な業務効率化を目的とした電話もありますが、詐欺目的で悪用されるケースも存在するため、用件に身に覚えがない場合はすぐに切ることをおすすめします。

NTTを名乗る電話は自動音声でかかってきますか?

正規のNTTグループ各社が未納料金の支払いや回線停止の連絡を自動音声で行うことはありません。「NTTファイナンス」などNTT関連を名乗る自動音声は、料金未納を理由に支払いを要求したり個人情報を聞き出そうとしたりする詐欺の可能性が高いです。心配な場合はその電話番号に折り返すのではなく、公式サイトに記載された正規の連絡先に問い合わせて事実確認を行いましょう。

自動音声電話に出たらどうなる?

用件に身に覚えがなければすぐに切りましょう。ボタン操作や応答をすると「反応のある電話番号」として記録され、繰り返しターゲットにされる可能性があります。また、「はい」などの応答が録音され、契約の同意として悪用されるケースも考えられます。不審な自動音声に対しては、何も話さずに電話を切るようにしましょう。

お役立ち資料

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