クリニック向け電話自動応答サービス6選!
導入メリットと選び方のポイント
UPDATE :

「電話対応に追われて、本来の業務が後回しになっている」。そんな課題を抱えるクリニックに注目されているのが、電話自動応答サービスです。
本記事では、クリニック向けの主なサービス6選と、導入時に押さえておきたい選び方のポイントを解説します。
目次
1. 電話自動応答サービスとは?
電話自動応答サービスとは、かかってきた電話に対してシステムが自動で音声を流し、用件に応じた案内や振り分けを行うサービスです。IVR(Interactive Voice Response)とも呼ばれており、クリニックでも電話業務を効率化する目的で導入が進んでいます。
電話自動応答サービスの仕組みはシンプルで、患者から電話がかかると、まず自動音声が応答します。「予約は1を、診療時間のご確認は2を……」といった案内に従って患者がボタンを押すと、それぞれの分岐に応じた対応が自動で行われます。
「どのような分岐(選択肢)を設定するか」「分岐先でどのような対応をするか」は自由に設定することが可能です。例えば、以下のような対応が考えられます。
- 緊急性が「低い」選択肢 → 具体的な用件を伺って(録音して)電話を切る
- 緊急性が「高い」選択肢 → スタッフが直接対応できるよう電話を鳴らす

また、SMS送信機能があるサービスでは、予約ページのURLや地図情報などを患者の電話に自動送信することもできます。
なお、電話業務を効率化するサービスとしては「電話代行」というものもありますが、こちらはオペレーターが電話に出て対応するもので、電話自動応答とは仕組みが異なります。
2. クリニックに電話自動応答を導入するメリット
電話自動応答サービスを導入することで、クリニックの電話業務はどのように変わるのでしょうか。主なメリットは以下の4つです。

- 24時間365日の電話受付が実現する
- 受付業務の負担を軽減できる
- 業務を中断されなくなる
- 対応すべき電話だけを鳴らせる
24時間365日の電話受付が実現する
診療時間外や休診日はもちろん、電話が集中しやすい診療開始直後や昼休み前後のピークタイムでも、自動応答であれば患者の電話を取りこぼさずに済みます。
「電話がつながらない」という状況を回避できるため、患者が何度もかけ直す手間がなくなり、満足度の向上にもつながります。診療時間外でも必要な情報を得られる、あるいは用件を伝えられる環境が整うことで、患者にとって「気軽にアクセスできるクリニック」という印象につながります。
受付業務の負担を軽減できる
電話自動応答を導入すると、スタッフが対応しなければならない電話の件数そのものが減少します。これは用件伺いが自動化されるだけでなく、診療時間の案内や休診日の確認など、毎日繰り返される定型的な問い合わせを自動応答で完結できるためです。
さらに、SMS送信機能があるサービスなら、予約を希望する患者に予約ページのURLを自動送信できるため、これまで電話で行っていた予約対応を無人で完結させることも可能です。予約システムと連携できるサービスも、同様の効果が期待できます。
業務を中断されなくなる
電話自動応答を導入すると、スタッフが対応すべき電話だけを院内に転送する運用が可能になります。営業電話や診療時間の確認といった「すぐに対応する必要のない問い合わせ」は自動応答で対応できるため、診療時間内に業務を中断される場面が減ります。
また、サービスによっては、自動応答で伺った用件を録音するだけでなく、AIが自動要約・通知してくれるものもあります。これによってスタッフは落ち着いたタイミングで内容を確認し、必要に応じて折り返すことができます。
対応すべき電話だけを鳴らせる
電話自動応答では、用件に応じて転送(人への取り次ぎ)の有無を設定することができます。緊急性の高い問い合わせはスタッフに直接転送し、そうでないものは自動対応で完結させる、という運用が可能です。これにより、本当に注力すべき業務にスタッフのリソースを集中させることができます。
結果として、受付スタッフは来院患者の対応(受付・会計・レセプト作成など)といった本来の業務に専念できる環境が整います。電話対応に追われることなく業務を進められるため、スタッフの働きやすさも向上します。
3. クリニック向けの電話自動応答サービス6選
ここでは、クリニックの電話業務効率化に活用できる電話自動応答サービスを6つ紹介します。自院の課題や用途に合わせて、参考にしてみてください。
DXでんわ

DXでんわは、初期費用0円で導入できる電話自動応答サービスです。音声ガイダンスの作成から分岐設定まで、シンプルな管理画面で完結するため、ITに不慣れでも操作しやすい設計になっています。録音された用件はAIが自動で要約し、SlackやChatworkなどのチャットツールへリアルタイムで通知されます。SMS送信や多言語音声(約40言語)にも対応しており、複数のクリニックで導入されています。
▼料金
- 初期費用:0円
- 月額費用:2,980円〜
- 着信課金:プランごとに無料枠あり
- SMS送信:12円/通
- 用件の文字起こし:0円(一部プランは非対応)
実際の導入事例は以下のページからご覧いただけます。
Iver(アイバー)

Iver(アイバー)は、クリニックの受付に特化したIVRサービスです。診療時間や休診日、混雑状況、予約といったクリニックでよくある問い合わせがあらかじめ標準メニューとして設定されており、導入後すぐに利用を開始できます。よくある問い合わせは自動音声やSMS送信で対応し、緊急性の高い電話のみ院内に転送する運用が可能です。複数回線の同時接続に対応しているため、電話が集中する時間帯でも取りこぼしを防げます。
▼料金
- 初期費用:50,000円
- 月額費用:2,000円
- 着信課金:7円/分
- SMS送信:12円/通
- 用件の文字起こし:5円/分
じゃんじゃんコール

じゃんじゃんコールは汎用的なIVRサービスですが、クリニック向けに「クリニック予約受付ダイヤル」というサービスを展開しています。自動音声ガイダンスに従ったシンプルなプッシュ操作で診察予約を受け付けることができ、高齢の患者でも操作しやすい設計になっています。連携機能を備えたレセコン・電子カルテとのオプション接続にも対応しています。
▼料金
- 初期費用:30,000円
- 月額費用:50,000円
- 着信課金:要問い合わせ
- SMS送信:非対応
- 用件の文字起こし:非対応
DXメディコル

DXメディコルは、クリニック・歯科・リラクゼーション施設向けに特化した電話自動応答サービスです。SMS自動返信や音声録音、電話転送といった基本機能のほか、電話による当日順番待ち登録や患者管理機能など、クリニック運営に特化した機能を備えています。疑義照会機能(β版)や簡易ウェブ予約機能(β版)も提供されており、月額2,000円(税抜)という料金設定が特徴です。
▼料金
- 初期費用:0円
- 月額費用:2,000円
- 着信課金:3円/分
- SMS送信:12円/通
- 用件の文字起こし:0円(β版)
iCall-IVR
iCall-IVRは、診療予約システム「i-CALL(アイコール)」が提供するIVRサービスです。パソコンの知識がなくても操作できるシンプルな設計で、音声スピードの3段階指定や複数シナリオの切り替えなど、クリニックの運用に合わせた柔軟な設定が可能です。3階層10分岐・最大1,000音声まで登録でき、診療予約システムと組み合わせての運用にも対応しています。
▼料金
- 初期費用:20,000円
- 月額費用:10,000円
- 着信課金:要問い合わせ
- SMS送信:15円/通
- 用件の文字起こし:非対応
※診療予約システム「i-CALL」とセットで導入すると月額費用の割引あり。
123ROBO

123ROBOは、クリニックを含むさまざまな業種で活用されているIVRサービスです。音声ガイダンスの再生やSMS送信、電話転送、録音といった基本機能を備えており、クリニック向けの予約受付ダイヤルとしての活用実績があります。月額5,000円から利用できるのが特徴で、複数人への同時転送や用件別の担当者への転送など、転送設定の柔軟性も備えています。
▼料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:5,000円
- 着信課金:2円/分
- SMS送信:12円/通
- 用件の文字起こし:フローへの設定1箇所ごとに800円/月
4. 電話自動応答サービスを選ぶときのポイント
電話自動応答サービスにはさまざまな種類があり、機能や料金もサービスによって異なります。ここでは、クリニックが導入を検討する際に押さえておきたいポイントを4つ紹介します。

- 初期費用・月額料金は予算内か
- 想定用途にマッチした機能はあるか
- 初めての導入でも使いこなせるか
- クリニックの導入実績は豊富か
初期費用・月額料金は予算内か
導入にかかるコストはサービスによって大きく異なります。初期費用が0円のサービスがある一方、数万円かかるものもあります。
月額料金についても「複数機能が基本料金に含まれているサービス」もあれば、「特定機能の利用には別途オプション料金がかかるサービス」もあるため、自院の月間着信件数を踏まえたうえで、実際にかかるコストを試算して比較することをお勧めします。
想定用途にマッチした機能はあるか
「時間外の自動案内だけできればよい」「予約対応まで自動化したい」といった用途によって、必要な機能は変わります。SMS送信や予約システムとの連携、録音・文字起こしなど、自院の課題に照らして必要な機能が備わっているかを確認しましょう。
なお、今回ご紹介したサービスの他にも、診療予約システムの一部機能やオプションとして自動応答が提供されているケースもあります。主に予約電話の自動化を目的としている場合は、そうしたサービスも選択肢に入れるとよいでしょう。
初めての導入でも使いこなせるか
管理画面の操作性やサポート体制の充実度は、導入後の運用に直結します。ガイダンスの変更や分岐設定をスタッフ自身が行えるかどうか、困ったときに相談できる窓口があるかどうかも、サービス選びの重要な判断基準です。
無料トライアルを提供しているサービスがあれば積極的に利用し、正式な契約前に操作感を確認しておくとよいでしょう。
クリニックの導入実績は豊富か
クリニックへの導入実績が豊富かどうかも、サービス選びで重要なポイントです。実績が多いサービスのほうが「医療現場特有の運用」に詳しいため、自院の課題や運用フローに合わせた活用提案を得やすくなります。
5. クリニックに電話自動応答を導入するなら「DXでんわ」
クリニック向けの電話自動応答サービスはいくつかありますが、初期費用0円で導入でき、操作のしやすさとサポート体制を両立しているサービスをお探しであれば、ぜひメディアリンクの「DXでんわ」をご検討ください。
シンプルな管理画面で分岐設定やガイダンス作成が完結し、導入後も専任スタッフによるサポートを受けながら運用できます。まずは14日間の無料トライアルで、自院の電話業務がどう変わるかを試してみてはいかがでしょうか。
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