IP電話

UPDATE :

IP電話(IPフォン)とは、インターネット回線を活用して通話を行う電話サービスのことです。

一般的な電話は音声のみですが、カメラ搭載の電話はテレビ電話のように動画の通信を行うことも可能です。

※ IP電話と「ひかり電話」は同じことと思われがちですが、ひかり電話はNTT東日本/NTT西日本が提供する光ファイバーを利用するサービスです。

IP電話の構成

従来の電話機では、社内LANネットワークは別に、電話機に例えばR11のケーブルと電源が必要でした。

一方、IP電話機では社内LANネットワークがあれば、IP電話機をLANケーブルに接続して電話通信を行うことが可能であり、LANスイッチが「PoEスイッチ」であればUTPケーブルから電源供給することが可能であり、IP電話機用の電源は必要ありません。

IP電話機にはスイッチと接続するポートだけではなく、PCと接続するポートも有しており、 IP電話機にPCを接続すれば1つのスイッチポートにIP電話とが接続可能です。

IP電話は音質が悪いのでは?

現在IP電話は、総務省から従来の一般電話と同等の音声品質であるクラスAの評価が義務付けられているため、昔のように音質が悪いということはございません。

IP電話と固定電話の違い

電話番号

IP電話の電話番号は「050」から始まります。

通信方式

IP電話はインターネット技術を利用するため、接続工事がありません。インターネット接続可な電話機であれば利用可能です。但し、外線への着信には、VoIPアダプタまたはIP-PBXの設置が必要です。

また、インターネットを利用するため、どこでもいつでも一律の通話料金になります。

IP電話のメリットとデメリット

完璧な商品は存在しません。導入前に、メリットとデメリットを確認しておきましょう。

メリット

電話番号が直ぐに手に入れる

IP電話を接続するだけで固有の番号を取得できます。

一般の固定電話のように電話加入権の購入は不要です。

基本料金が無料(安い)

基本料金を設定している会社はほとんどないため、基本料金がほとんど無いに等しいです。

※ 機器をレンタルしている場合はレンタル料金が発生します。

通話料が安い(無料通話も!)

IP電話の通話料金は基本的に一律料金となります。固定電話より安いと言っても過言ではありません。

また、同一キャリアで、通話料金が発生しない場合があります。また、キャリア間で連携があれば通話料金が発生しない場合もあります。

※ 詳しくはキャリアにお問い合わせ下さい。

デメリット

停電時には利用できない

停電が起きるとネットワークの接続に必要な機器へ電力が供給されません。そのためIP電話も利用できなくなります。

かけられない番号がある

110や119などの緊急通報や0120などのフリーダイヤルなどへかけることができません。

※ 利用できない電話番号はキャリアによって異なります。キャリアへご確認ください。

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