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顧客満足度向上の一歩、
コールセンターSVが「誤案内」を減らすためにできること

お問い合わせ窓口業務を担うコールセンターにとって、避けなければならない「誤案内」。
新人オペレーターにとっては回避が難しくいち早く教育したいポイントの1つかと思います。
今回は、誤案内発生の原因・減らすための方法をご紹介いたします。

応答率・対話品質を改善するための取組み~顧客満足度の高いコールセンターを実現させるために ~

誤案内の原因と助けを求めるべき判断基準

オペレーターが誤案内を起こしてしまうのは正しい案内を理解していないときです。しかし、正しい案内がわからないと自覚している場合は、SVや管理者に助けを求めることができます。問題なのは、「これくらい自分でわかっている」と思い込んでしまうケースです。SVに助けを求めるべきかどうかの判断基準をしっかりと教育する必要があります。

ではオペレーターで対応できる領域・できない領域はどこで線引きすべきなのでしょうか。それは、次の2つです。

OPのみで対応可能な場合

マニュアル通りの質問が来たとき、すなわち回答方法が明確な場合

上席確認が必要な場合

マニュアルにない質問が来たとき、すなわち回答方法が明確でない場合

判断基準が分かったところで、実際にオペレーターが対応する上でどのような働きかけをすれば誤案内をなくすことができるのでしょうか。次の章で見ていきましょう。

SVができる誤案内削減のための取り組み

【準備・運用】マニュアル表の作成

前述の通り、本来的にオペレーターのみで対応可能なものは「マニュアル通りの質問が来たとき」です。そもそもマニュアルが充実していないと、オペレーターのみで対応可能な質問が少なく、誤案内も多くなってしまいます。

そのような状況を防ぐためにも、オペレーターで対応可否を切り分けできるようにオペレーター対応/上席対応を切り分けるテンプレートを作成し、オペレーター側でチェックをつけながら判断する運用を実施することが望ましいといえます。

【改善】研修・面談による指導

マニュアル表を作っても、それだけではオペレーターの思い込みをなくすことは難しいでしょう。思い込みをなくすためには、オペレーターとの対話が効果的です。なぜなら、下記のケースが起きた場合、オペレーターは思い込みをなくす機会を失ってしまうからです。

  • マニュアル表に不備があった場合
  • オペレーターがマニュアルの項目を見落としてしまった場合

そのため、二重チェックの役割もふくめ、オペレーターと対話する機会を設けるようにしましょう。たとえば、1on1で話す場を活用し「対応に困った入電はどんな内容だったか」「なぜ困ったか」「次に同じような入電があった場合どのように対応すればよいか」等についてディスカッションをすることが有効です。

オペレーターとの面談術に関しまして、詳細を知りたいとのことであれば、ぜひ以下の記事もご覧ください。

生産性の高いオペレーターを育てるSVの「成長させる面談術」とは

【徹底】きちんと対応できているかSVによりウォッチ

「マニュアル表での運用」「研修や面談の活用」を行ったとしても、人為的ミスである誤案内の発生を100%防ぐことは難しいです。そのため、監督者であるSVは下記3点の確認を徹底する必要があります。

  • 誤案内を行っていないか
  • 正しく切り分けできているか
  • 案内方法に困っていないか

在宅ワークを実施しているコールセンターなどもあり、SVが近くでオペレーターの行動をウォッチしアドバイスを出すことは容易ではなくなってきています。

そこでモニタリングチェック機能などを活用して上記のチェック項目を確認することで、忙しい業務の間にも正しくオペレーターを監督することが可能になります。

在宅ワークに伴い見直しが必要!
顧客満足度向上に欠かせない「モニタリングチェック」とは
顧客満足度を向上させる施策と実行手順について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

誤案内を減らすためのモニタリング・ウィスパリング

モニタリングで誤案内を行っていないか確認

オペレーターが誤案内を行っていないかSVが確認を徹底するためには、オペレーターの対話状況を把握する環境づくりが必須です。しかし、昨今では在宅シフトへ業務形態を移行するケースも多く、従来コールセンター内で行っていた管理者とオペレーターのコミュニケーション頻度が落ちることによる応対品質低下を懸念する声も少なくありません。

しかし、在宅勤務下であってもオペレーターとのコミュニケーション頻度や業務効率を落とさず、対話状況をリアルタイムに把握することはできます。MediaCallsでは、モニタリング機能によりリモート環境であってもオペレーターの対話状況の把握が可能です。遠隔でオペレーターのコミュニケーションが確認しづらい状況であっても、すぐに対話内容を確認することができます。

ウィスパリングでOPの案内をサポート

誤案内をなくす上で、対話状況を把握することと、SVがオペレーターの対応をサポートすることは車の両輪です。そのため、すぐさまフォローできる環境づくりができてはじめて、誤案内をなくすための『徹底』ができます。とはいえ、どのように指示出しをすればよいのか、というケースも多いのではないでしょうか。

MediaCallsのウィスパリング機能では、顧客との通話開始直前に、音声でどのような問い合わせなのかをアナウンスすることが可能です。

誤案内をなくす以外でも、応答率・対話品質を高めるための方法を知りたいとのことであれば、是非下記より機能の詳細をご覧ください。

▼MediaCallsの機能をご紹介します▼
機能について
コールセンターで活用されているCTIシステムについて詳しく知りたい方は以下もご覧ください。
まだコールセンターの検討を始めたばかりの方は、ぜひご一緒にPBXのシステムや機能、選び方もご覧ください。
音声テック事業部 営業部 コミュニケーションデザインチーム マネージャー
阿久根 工
経歴

1989年に株式会社CSK(現SCSK)入社。
エンジニア、営業支援、営業企画、コンサルティングやセンター認定監査など様々な業務に従事。
2011年に独立後、2015年当社入社。
音声テック事業のCTI/IVR等の営業を経て、現在は「CC Survey」やIVR関連サービスなどコールセンター向けサービスを管掌。

保有資格

HDI国際認定オーディタ(2003-2011)

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