不審な電話・迷惑電話はなぜ増えた?
多い時期や対処法・防止策を解説

「最近、不審な電話が増えた」と感じていませんか? 迷惑電話は年々巧妙化しており、個人だけでなくビジネスの現場でも深刻な問題となっています。

 

本記事では、迷惑電話が急増した原因や特に多い時期、出てしまったときの対処法、そして事前に防ぐための対策まで、わかりやすく解説します。

1. 迷惑電話が急に増えた原因

「最近、知らない番号からの電話が増えた気がする」と感じている方は少なくないでしょう。実際、迷惑電話の件数は年々増加傾向にあり、その背景には以下のような原因があります。

迷惑電話が急に増えた原因をまとめた図

  • 個人情報の流出・データ漏洩
  • 自動で架電するロボコールの普及
  • 国際電話番号を悪用した詐欺の増加
  • 悪質業者・詐欺グループの組織化

個人情報の流出・データ漏洩

企業や公的機関からの個人情報漏洩が、迷惑電話増加の大きな要因のひとつです。氏名・電話番号・住所などの情報が一度流出すると、闇市場(ダークウェブ)などで売買され、詐欺グループや悪質業者の手に渡ります。自分では気づかないうちに、電話番号がターゲットリストに載っている可能性があります。

自動で架電するロボコールの普及

コンピューターが自動で大量の電話番号に発信する「ロボコール」と呼ばれる技術の普及も、迷惑電話急増の一因です。人手をかけずに短時間で何千件もの番号に電話をかけられるため、悪質業者にとってコストパフォーマンスの高い手口となっています。

国際電話番号を悪用した詐欺の増加

「+」から始まる国際電話番号を装った詐欺電話も急増しています。海外から発信することで国内の法規制をすり抜けやすく、発信者の特定・摘発も難しいため、詐欺グループに悪用されやすい状況です。また、発信者番号を偽装する「スプーフィング」技術を使い、実際は海外からの電話を国内番号に見せかけるケースも確認されています。

悪質業者・詐欺グループの組織化

以前は個人や小規模グループによる犯行が多かったものの、近年は詐欺グループが組織化・分業化しており、効率的かつ大規模に迷惑電話をかけてくるようになっています。手口も巧妙化しており、公的機関や大手企業を名乗るケースも珍しくありません。

2. 迷惑電話が多い時期

迷惑電話は一年を通じてかかってきますが、特定の時期に件数が増える傾向があります。以下の時期は特に注意が必要です。

  • 新年度(3〜4月)
  • ボーナスシーズン(6〜7月・12月)
  • 年末年始
  • 確定申告時期(2〜3月)
  • 選挙期間中

新年度(3〜4月)

新年度は、進学・就職・引越しなどで生活環境が変わる人が多く、新たな契約や手続きを装った勧誘・詐欺電話が増加します。また、新社会人や異動したばかりのビジネスパーソンは業務に不慣れなため、詐欺グループに狙われやすい時期でもあります。

ボーナスシーズン(6〜7月・12月)

まとまった収入が見込まれるボーナスシーズンは、投資詐欺や副業勧誘を装った電話が増える時期です。「資産運用のご提案」「高利回りの投資案件」などと持ちかけてくる電話には、特に警戒が必要です。

年末年始

年末年始は、「未払いの料金がある」「サービスが自動更新される」などと電話相手を焦らせる架空請求型の詐欺電話が増加します。また、公的機関や金融機関が休業しているため、詐欺かどうかをその場で確認しにくい状況が悪用されるケースもあります。

確定申告時期(2〜3月)

確定申告の時期には、税務署や国税庁を名乗る詐欺電話が急増します。「還付金がある」「申告内容に不備がある」などと伝え、ATM操作や個人情報の提供を求める手口が典型的です。実際の税務署が電話でATM操作を求めることはないため、こうした電話は即座に切りましょう。

選挙期間中

選挙期間中は、世論調査や政党支持を装った電話が増加します。中には個人情報を聞き出すことを目的とした悪質なものも混じっているため、電話口で安易に個人情報を答えないよう注意が必要です。

3. 迷惑電話の可能性がある電話とは

迷惑電話は、着信画面の表示だけである程度判断できる場合があります。以下のような番号からの着信は、電話に出る前に一度立ち止まって確認することをおすすめします。

  • 国際電話番号(+から始まる番号)
  • 非通知の電話
  • 見覚えのない市外局番
  • 短時間で切れる「ワン切り」番号

国際電話番号(+から始まる番号)

「+81」や「+1」など、+(プラス)から始まる番号は国際電話を示します。海外の取引先からの正当な連絡である場合もありますが、近年は詐欺グループが国際電話番号を悪用するケースが急増しています。心当たりのない国際番号からの着信には、原則として応答しないことが賢明です。

+から始まる電話番号の正体や対処法について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

非通知の電話

発信者番号を意図的に隠した「非通知」の電話は、迷惑電話や詐欺電話の典型的な手口のひとつです。正当なビジネス連絡が非通知でかかってくることはほとんどないため、非通知着信には基本的に応答しないことをおすすめします。

見覚えのない市外局番

国内番号であっても、まったく心当たりのない市外局番からの着信には注意が必要です。特に、普段まったく接点のない地域からの着信や「0120」「0800」などのフリーダイヤルを装った番号は、勧誘・営業電話である可能性があります。単純な間違い電話の可能性もありますが、不審に感じた場合はインターネットで番号を検索してから対応を判断しましょう。

短時間で切れる「ワン切り」

着信してすぐに切れる「ワン切り」は、折り返し電話をさせることを目的とした手口です。折り返すと高額な通話料が発生したり、詐欺グループへの連絡先として使われたりするケースがあります。見覚えのない番号からのワン切りには、折り返さないことが鉄則です。

4. 迷惑電話に出てしまったときの対処法

迷惑電話と気づかずに出てしまっても、その後の対応次第で被害を防ぐことができます。慌てず、以下の対処法を参考に落ち着いて行動しましょう。

迷惑電話に出てしまったときの対処法をまとめた図

  • 個人情報は絶対に伝えない
  • 相手を刺激せず速やかに電話を切る
  • 不安な場合は周囲や公的機関に相談する
  • 同じ番号から再着信があれば着信拒否する

個人情報は絶対に伝えない

名前や住所、生年月日、銀行口座番号などの個人情報は、電話口では絶対に伝えないことが大原則です。詐欺グループは「確認のため」「手続きに必要」などと自然な流れで聞き出そうとしてきます。少しでも不審に感じたら、どんな理由であっても個人情報の提供は拒否しましょう。

相手を刺激せず速やかに電話を切る

不審な電話だと判断したら、相手を刺激せず落ち着いて電話を切ることが重要です。ビジネスシーンなら「担当者に確認します」「折り返します」などと伝えて通話を終了するのが有効な方法です。相手に言い負かされそうになっても、長々と話し続けるほど情報を引き出されるリスクが高まるため、会話は短く切り上げましょう。

不安な場合は周囲や公的機関に相談する

電話を切った後も不安が残る場合は、一人で抱え込まず周囲に相談しましょう。相談先としては、ビジネスシーンなら上司や法務部、プライベートシーンであれば家族や知人のほか、以下の公的機関が利用できます。

同じ番号から再着信があれば着信拒否する

一度迷惑電話がかかってきた番号は、再び着信する可能性が高いです。スマートフォンや固定電話の着信拒否機能を活用して、同じ番号からの着信をブロックしておきましょう。番号を登録しておくことで、同様の手口の電話から自分や職場の同僚を守ることにもつながります。

迷惑電話への対処法や見分け方について、さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。

5. 迷惑電話を防ぐ方法

迷惑電話への対策としては、事前に防ぐ仕組みを整えることも重要です。手軽にできるものから順に取り組んでみましょう。

迷惑電話を防ぐ方法をまとめた図

  • 留守番電話を活用する
  • 着信拒否・ナンバーディスプレイを設定する
  • キャリアの迷惑電話対策サービスを利用する
  • 迷惑電話対策アプリを導入する
  • IVR(自動音声応答システム)を導入する

留守番電話を活用する

留守番電話を設定しておくと、知らない番号からの着信に直接出る必要がなくなります。正当な用件であれば相手がメッセージを残してくれるため、内容を確認してから折り返すかどうかを判断できます。

特にビジネスシーンでは、「まず留守番電話で用件を確認する」という運用だけで、不要な電話対応を大幅に減らすことができます。

着信拒否・ナンバーディスプレイを設定する

一度迷惑電話と判明した番号は、すぐに着信拒否リストに登録しましょう。また、ナンバーディスプレイを利用することで、着信前に発信者番号を確認でき、不審な番号への対応を事前に回避することができます。スマートフォンはもちろん、固定電話でも多くの機種でこれらの機能が利用可能です。

キャリアの迷惑電話対策サービスを利用する

NTTドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯キャリアや、NTTの固定電話サービスが提供している迷惑電話対策サービスを利用するのもひとつの方法です。データベースに登録された迷惑電話番号からの着信を自動的にブロックしたり、警告を表示したりすることができます。

迷惑電話対策アプリを導入する

スマートフォン向けには、迷惑電話番号のデータベースをもとに着信時に警告を表示したり、自動でブロックしたりするアプリが提供されています。ユーザーからの報告をもとにデータベースが更新されるため、新手の迷惑電話にも対応しやすい点がメリットです。

IVR(自動音声応答システム)を導入する

IVR(自動音声応答システム)は、かかってきた電話に自動音声で応答し、用件に応じて振り分けるシステムです。ビジネスシーンでの導入が一般的ですが、迷惑電話・営業電話対策としても非常に有効です。

電話相手にプッシュボタン操作や用件の吹き込みを求めることで、迷惑電話や無言電話を自動的にシャットアウトできます。また、「この通話は録音しています」などのアナウンスを流すことで、詐欺や嫌がらせ目的の電話に対する抑止効果も期待できます。

6. IVRで迷惑電話を防ぐなら「DXでんわ」

迷惑電話・営業電話への対策としてIVRの導入を検討するなら、メディアリンクが提供する「DXでんわ」がおすすめです。

「DXでんわ」は、かかってきた電話に自動音声で応答し、電話相手の用件に応じて適切な担当者・部署に振り分けるIVRです。迷惑電話・営業電話をシャットアウトできるため、従業員は本当に必要な電話対応だけに集中できる環境を整えることができます。

DXでんわの主な特徴は以下のとおりです。

  • 迷惑電話・営業電話のブロック:プッシュボタン操作で「営業電話」などを選択した相手には、「お電話での営業は受け付けておりません」のような音声を案内して自動終話。特定の番号をブラックリスト登録して着信拒否することも可能です。
  • AI要約による用件確認:電話相手が吹き込んだ用件をAIがテキスト要約し、メールやチャットで自動通知。音声を聞き返す手間なく、必要な電話かどうかをスムーズに判断できます。
  • 録音アナウンスによる抑止効果:「この通話は録音しています」などの自動アナウンスにより、詐欺や嫌がらせ目的の電話に対する抑止効果が期待できます。
  • SMS送信機能:営業電話の相手に自社WebサイトのURLをテキストで案内し、問い合わせフォームからの連絡を促すといった活用も可能です。

DXでんわは、ビジネスシーンにおける電話業務の効率化に役立つ機能も豊富に備えた自動応答サービスです。迷惑電話への対策と同時に電話業務を改善したいとお考えの方は、ぜひ「DXでんわ」をご検討ください。

よくある質問

迷惑電話はなぜかかってくるのですか?

主な目的は、詐欺・個人情報の窃取・悪質な勧誘などです。「還付金がある」「未払い料金がある」などと嘘をついて金銭や個人情報を騙し取ろうとするケースが典型的で、公的機関や大手企業を名乗る手口も見られます。

不審な電話が来たらどうすればいいですか?

A. 個人情報を伝えず、速やかに電話を切ることが基本です。ビジネスシーンでは「担当者に確認します」などと伝えて通話を終了しましょう。不安が残る場合は、警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン(188)に相談することをおすすめします。

不審な電話が増えた理由は何ですか?

個人情報の流出・ロボコールによる自動発信・国際電話番号の悪用・詐欺グループの組織化が主な理由です。自分では気づかないうちに電話番号がターゲットリストに載っている可能性もあります。

お役立ち資料

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